焼鳥店にラーメン二毛作を勧める理由

二毛作・店舗活用

先日、静岡市内で焼鳥店を営んでいる方から、こんな相談をいただきました。「昼間、客席も厨房もまるごと空いている。ラーメンを始めたいとは思っているんですが、フランチャイズに入ると屋号を変えなきゃいけないでしょう。うちの屋号には愛着があって、それだけは手放したくないんです」と。

この気持ち、よく分かります。長年かけて地域のお客様に覚えてもらった店名です。看板を変えるのは、単なる文字の話じゃない。お店の歴史そのものに手を入れることになる。だからこそ、二毛作を始めたくても踏み出せずにいる焼鳥店の店主が多いと感じています。

この記事では、焼鳥店が「自分の屋号のまま」ラーメン営業を始められる理由と、その際に押さえておきたいポイントを、実際の数字を交えながらお伝えします。

こんな方におすすめ

  • ✅ 焼鳥店・酒場を経営していて、昼間の遊休時間が気になっている方
  • ✅ ラーメンの導入に興味はあるが、フランチャイズで屋号を変えることに抵抗がある方
  • ✅ 月5万〜10万円規模の新しい利益源を、今の店舗設備で作りたい方
  • ✅ 少人数・短時間で回せる昼営業の形を探している方
  • ✅ 自分の店名でラーメン業態を立ち上げた場合、どんな仕組みが必要か知りたい方
焼鳥店にラーメン二毛作を勧める理由 | 山道家二毛作モデル

焼鳥店の厨房が、実はラーメンに向いている理由

焼鳥店には、ラーメン二毛作と相性のよい設備条件がいくつか揃っています。まず火力。焼鳥の仕込みで日常的に強火を扱っているため、厨房のコンロや排気設備がラーメンの湯切り・スープの温めに十分対応できる店舗が多い。次に、仕込みの流れ。焼鳥の仕込みは前日または夜営業前に行うケースが多く、昼の時間帯に厨房が空きやすい。

さらに言えば、客席の構成です。焼鳥店はカウンター席を設けている店が多く、5〜8席のカウンターだけでランチ営業を回している実証事例があります。私自身、清水駅前の実証店舗ではカウンター5席・営業時間3時間(11:00〜14:00)で月間250〜350名の来客実績を積んできました。客単価は約950円。決して大きな数字ではありませんが、月商25万〜33万円の新しい利益源として機能しています。

席数が少ないことを「弱点」と感じている焼鳥店の店主は多いかもしれませんが、ランチのラーメン営業においてカウンター5席は「十分なスタート地点」です。小さく始めて改善する。その繰り返しが、継続できる二毛作の形を作ります。

焼肉店との相性については焼肉店とラーメンの二毛作が相性のよい理由でも詳しく触れていますが、焼鳥店はさらに客席の取り回しがしやすいという点で、導入のハードルが低いと感じています。

「屋号を変えたくない」という壁は、フランチャイズ特有の問題

ラーメンを導入しようとして最初に検索すると、フランチャイズの情報が多く出てきます。加盟金・ロイヤリティ・研修費。数字だけ見ても相当な初期投資ですが、経営者にとってもう一つ大きな問題があります。それが「屋号の変更」です。

フランチャイズの仕組み上、ブランドの統一性を保つために、看板・のれん・メニューデザインに至るまで本部の基準に合わせることを求められる場合があります。つまり、長年育てた「〇〇焼鳥店」という名前が消え、別のブランド名に切り替わる。昼だけとはいえ、店の顔が変わってしまう。

地域に根ざして営業している小規模飲食店ほど、この問題は深刻です。特に焼鳥店は、地元の常連客との関係を大切にしているお店が多い。「いつもの〇〇さんの店」という信頼が、屋号と一体になっているケースが少なくありません。

屋号を守ることは、お客様との関係を守ることでもある。この感覚を持つ店主には、フランチャイズという選択肢は最初からミスマッチなのかもしれません。

✓ ここまでのポイント

  • 焼鳥店はカウンター席・火力・仕込み時間の観点から、ラーメン二毛作と設備的な相性がよい
  • フランチャイズでは屋号変更を求められるケースがあり、地域の常連客を持つ小規模店には合わないことがある
  • カウンター5席・3時間営業でも月商25万〜33万円の実績があり、小規模スタートは現実的な選択肢になる

屋号を変えずにラーメンを始めたいのに、調べるたびにフランチャイズのブランド統一という壁にぶつかる。その先に何があるか、レシピだけでなく仕入先・研修・オペレーション設計まで含めた仕組みを山道家モデルの詳細ページでまとめて確認できます。

屋号を守ったままラーメン二毛作を始める仕組みを見る

自分の店名のまま、ラーメン営業を始める仕組み

では、フランチャイズ以外でラーメンを始めるとはどういうことか。具体的に整理します。

必要なのは、大きく4つです。①スープをはじめとするレシピと仕入先、②オペレーションの設計、③チャーシューなど付帯する商品の製法、④開業前後の研修。この4つが揃えば、自分の店名・自分のメニューデザインでラーメン営業を始めることができます。

私が山道家二毛作モデルで提供しているオリジナルプランは、この4つをまとめて渡す形になっています。加盟金もなく、月額ロイヤリティも契約期間もない。導入後は、自分の店名でラーメンを出し続けることができます。

一方で、「自分でブランドを考えるのが面倒」「最初からある程度のデザインや販促物を使いたい」という方向けに、山道家のブランドと販促データをそのまま使えるブランドプランもあります。どちらを選ぶかは、店主の判断次第。屋号を守りたければオリジナルプランを、ゼロからブランドを作る手間を省きたければブランドプランを選ぶ。どちらの選択肢も用意している点が、フランチャイズとの一番の違いです。

大切なのは、あなたのお店に合った方法を選ぶことです。一律の営業方法を押し付けることは、私の考え方とは合いません。

「間違いなく正統派の家系ラーメン」という評価を、別の屋号で出せる理由

ここで少し、実証店舗の話をさせてください。山道家では、長時間豚骨やガラを店内で炊き続けるいわゆる「店炊きスープ」の方式をとっていません。それでも、来店されたお客様から「間違いなく正統派の家系ラーメン」という声をいただいています。

なぜそれが可能かというと、スープ単体の話ではなく、タレ・鶏油・麺・チャーシュー・提供方法の全体を設計しているからです。一杯のラーメンとして口にしたとき、お客様が感じる「本格的」という印象は、スープだけで作られるわけではない。私自身、横浜の吉村家をはじめ多数の家系ラーメン店を食べ歩きながら、完成した一杯の満足度を構成する要素を研究し続けてきました。

「間違いなく正統派の家系ラーメン」

実証店舗ご来店のお客様

この評価は、屋号とは関係なく生まれます。つまり、焼鳥店の屋号のままでも、正しいレシピとオペレーションを使えば、同じ水準の一杯を提供することができる。看板の名前は関係ない。お客様が評価するのは、丼の中身です。

もし「店炊きにこだわらなくても本格的な家系が作れるのか」という点が気になるなら、店炊きしないラーメンでも本格的な味を目指した理由も参考にしてみてください。

焼鳥店が二毛作を始める前に確認しておきたい3つの数字

最後に、実際に動き出す前に確認しておきたい数字を整理します。感覚ではなく、数字で現状を把握しておくことが、判断を間違えないための基本です。

① 昼間の固定費はいくらか
家賃・光熱費・保険料など、夜営業だけで負担している昼間の固定費を月額で出してみてください。この数字が「ゼロでも取り返せていない昼のコスト」です。二毛作で得た利益がここを上回れば、経営は前に進みます。

② カウンター席は何席あるか
焼鳥店でよく見かける4〜8席のカウンター。この席数があれば、昼営業のラーメン業態を始めるには十分です。実証店舗の5席という数字がひとつの目安になります。

③ 昼に動かせるスタッフは何人いるか
基本2名で回せることが、山道家モデルの前提条件のひとつです。夜の仕込みに影響しない人員配置で昼営業を成立させるには、オペレーションの設計が欠かせません。少人数での運営設計については、少人数で回せるラーメン店を目指した理由にまとめています。

まとめ

焼鳥店がラーメン二毛作を検討するとき、最初の壁になりやすいのが「屋号を変えたくない」という問題です。フランチャイズを調べるたびにブランド統一の壁にぶつかる、という経験をしている方は少なくないはずです。

でも、ラーメンを始めることとフランチャイズに加盟することは、別の話です。自分の店名のまま、加盟金もロイヤリティもなく、今ある厨房と客席を使って新しい利益源を作る選択肢があります。新しく店を作るのではなく、今ある店舗を活かす。それが二毛作の本質です。

個別のご相談は、電話でも受け付けています。
📞 054-363-2766(山道家二毛作モデル・侍ホルモン清水駅前店)

焼鳥店の昼間の固定費・席数・スタッフ数を確認してみると、二毛作を始める条件は意外と揃っていることが多い。説明会への申込みから、自店に合ったプラン(オリジナル・ブランド)の比較検討まで、次のページから始められます。

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