山道家二毛作モデルが生まれた現場の裏側

開発ストーリー・店主の想い

飲食店の経営者が「新しい業態を始めよう」と思ったとき、フランチャイズに加盟する選択肢を検討したことがある方は少なくないはずです。しかし実は、フランチャイズに問い合わせた経営者のうち、屋号変更への抵抗感を理由に検討をやめるケースが相当数存在します。「加盟金は払えても、うちの店名を捨てるのは違う」——そう感じた瞬間に、話が止まってしまうのです。

山道家二毛作モデルが生まれた背景には、まさにそこへの問いがあります。今日は普段あまり表に出さない、このモデルができるまでの現場の裏側をお話しします。

こんな方におすすめ

  • ✅ 夜営業中心で昼間の店舗・厨房が空いており、活用方法を探している方
  • ✅ ランチ営業を始めたいが、自店の屋号やブランドを守りたい方
  • ✅ フランチャイズを検討したことがあるが、屋号変更や継続費用に抵抗を感じた方
  • ✅ 家系ラーメンの導入に興味があるが、長時間スープを炊く余裕がない方
  • ✅ 小規模・少人数で新しい収益源を作りたい方
山道家二毛作モデルが生まれた現場の裏側

「うちの屋号を変えろ、ということですか」

私が侍ホルモン清水駅前店を始めたのは2009年のことです。以来、夜営業の焼肉・ホルモン店として地域に根付いてきました。清水駅西口から徒歩1分という立地で、常連のお客様に支えられながら積み上げてきた「侍ホルモン」という屋号には、15年以上の歴史があります。

昼間の店舗が空いていることは、ずっと気になっていました。家賃は24時間分発生しているのに、実際に営業しているのは夜だけ。カウンター席も厨房も、昼は静かなままです。何か始められないかと考え、ラーメンのフランチャイズ説明会にも足を運んだことがあります。

そこで返ってきた話の中に、屋号の変更が含まれていました。加盟すれば、店の看板はFC側の名前に統一される。地域によっては内装のガイドラインも細かく決まっている。「侍ホルモン」として積み上げてきたものを、昼だけとはいえ別の名前に塗り替えることへの違和感は、正直、拭えませんでした。

おそらく同じ感覚を持つ経営者は、全国に相当数いるはずです。新しい収益源は欲しいけれど、自分の店名を手放したくない。この二つが両立しないように見えるのが、多くの経営者が最初にぶつかる壁です。

「屋号を変えなくても、本格的な一杯は作れる」という仮説

フランチャイズへの違和感を持ちながらも、家系ラーメンへの関心は消えませんでした。横浜の吉村家をはじめ、家系と呼ばれる店を食べ歩くうちに、自分なりに「この一杯の構造」を整理するようになりました。

家系ラーメンの印象を決めるのは、スープだけではありません。タレの塩気と深み、鶏油の香り、麺の太さと食感、チャーシューのクオリティ、そして提供の仕方——それらが揃って初めて、「ああ、家系だ」と感じる一杯になる。逆に言えば、どれか一つが欠けていれば、全体が崩れます。

昼だけのために長時間豚骨やガラを炊き続けることは、夜営業の仕込みに影響するし、現実的ではありません。しかし「店炊きスープでなければ本格的ではない」という前提が本当に正しいのか、私には疑問がありました。スープを炊くことが目的なのではなく、満足できる一杯を出すことが目的のはずです。

その仮説を確かめるために、実際に営業を始めました。業務用スープをベースに、タレ・鶏油・麺・チャーシュー・提供方法を徹底的に調整し、清水駅前の自店カウンター5席で昼営業を開始したのが2023年のことです。

✓ ここまでのポイント

  • フランチャイズの屋号変更への抵抗感は、多くの経営者に共通している
  • 家系ラーメンの満足感はスープだけで決まるのではなく、タレ・鶏油・麺・チャーシュー・提供方法の全体バランスで作られる
  • 夜営業の仕込みに影響させずに昼営業を成立させるには、工程の設計から見直す必要がある

「屋号を変えずに新しい業態を始めたい」という問いに、記事ではモデルの全体像をお伝えしました。ただ、オリジナルプランとブランドプランのどちらが自店に合うか、具体的な仕入先や研修の内容はどうなっているか——その先は説明会でしか話せない部分も多くあります。まずは詳細ページから内容を確認してみてください。

山道家モデルの2つのプランと説明会の詳細を見る

「本格的な家系」という評価が、実証店舗で生まれるまで

正直に言うと、最初から完成していたわけではありません。タレの配合、鶏油の量、麺の種類、チャーシューの製法——一つひとつ、実際に提供しながら調整を重ねました。お客様の反応が、最も正直なフィードバックです。

実際に届いた声を紹介します。

「間違いなく正統派の家系ラーメン」

実証店舗ご来店のお客様

「真面目に家系をやっていると思わせる一杯」

実証店舗ご来店のお客様

山道家では、長時間店内で豚骨やガラを炊き続ける方式ではありません。それでも、スープだけでなく、タレ・鶏油・麺・チャーシュー・提供方法の全体を調整することで、こうした評価をいただいています。「本格的である」という判断は、最終的にお客様がするものです。その答えが出るまで、現場で改善を続けました。

現在、実証店舗はカウンター5席・11時〜14時の3時間営業・基本2名体制で動いています。月間客数は約250〜350名、月商は約25万〜33万円。数字よりも大切なのは、「5席・3時間という小規模でも、実際に収益を生み出せる」という事実が積み上がったことです。

この過程で体系化したのが、山道家二毛作モデルです。ラーメン二毛作モデルを理解するための7つのポイントでも詳しく整理していますが、このモデルはラーメン店を増やすことが目的ではなく、既存の飲食店に新しい利益源を作ることが目的です。

屋号を守ることと、新しい収益を作ることは両立する

山道家モデルには、オリジナルプランとブランドプランの2つがあります。

ブランドプランは「山道家」というブランドとロゴ・メニューデータ・POPデータを使って営業する形です。一方、オリジナルプランはレシピ・オペレーション・チャーシュー製法・仕入先紹介・開業研修のノウハウを受け取り、自店の屋号または独自の新ブランドで営業を始める形です。

「侍ホルモン清水駅前店のランチ」として始めてもいい。「〇〇家」という新しい名前を自分でつけてもいい。大切なのは、あなたのお店に合った方法を選ぶことで、一律の正解を押し付けるつもりは最初からありません。

また、このモデルには加盟金・月額ロイヤリティ・契約期間がありません。毎月の固定費が増えることなく、必要なノウハウだけを導入できる仕組みにしています。これはフランチャイズを否定しているわけではなく、「別の選択肢がある」ということを知ってほしいからです。

山道家モデルがラーメン店開業支援だけではない理由でも触れていますが、このモデルの本質は「新しく店を作る」ことではなく、「今ある店舗を賢く活かす」ことにあります。屋号を守ることと、新しい収益を作ることは、最初から矛盾していなかったのです。

まとめ:裏側にあったのは、「今の店を手放さない」という一点

山道家二毛作モデルが生まれた出発点をひと言で言うなら、「自分の店名を残しながら、昼の遊休時間を収益に変えたい」という問いでした。フランチャイズを検討してぶつかった壁、家系ラーメンの食べ歩きから得た仮説、実際の営業と改善の繰り返し——その積み重ねが、今のモデルになっています。

夜営業中心の飲食店で昼間の時間が空いているなら、その時間は今も静かにコストだけを生んでいます。何かを始めるのに、新しい物件も、大きな投資も、屋号の変更も、必ずしも必要ではありません。

記事を読んで気になることがあれば、まずはお電話でも構いません。
📞 054-363-2766(山道家二毛作モデル 鈴木)

昼の遊休時間を収益に変えることと、今の屋号を守ることは両立する——記事を通してそう感じていただけたなら、次は自店に当てはめた具体的なステップが必要です。レシピ・オペレーション・仕入先・研修まで含めた内容と、説明会への申込み方法を詳細ページでまとめています。

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