眠っていた厨房が利益を生むまで。導入前と6ヶ月後

導入事例・現場レポート

結論から言うと、「眠っていた厨房」は6ヶ月後に新しい利益源になっていました。ただし、何かを大きく変えたわけではありません。夜営業で使っていたカウンター席5席と、昼の3時間という遊休時間——それだけを使って、家系ラーメンの営業を始めた話です。

「売上はそれなりにある。でも、月末に手元に残る利益が薄い」という感覚、夜営業中心の飲食店を経営している方なら、心当たりがあるかもしれません。原材料費・光熱費・人件費が上がり続けるなかで、夜の売上だけで全部を吸収しようとすると、どうしても無理が出る。そのあたりを今回は正直にお伝えしたいと思います。

こんな方におすすめ

  • ✅ 夜営業の売上はあるのに、月末の利益が薄いと感じている方
  • ✅ 昼間の厨房・カウンター席が空いている状態をもったいないと思っている方
  • ✅ ランチ営業を始めたいが、何を売ればいいか決まっていない方
  • ✅ 新しい収益源を作りたいが、新規出店の資金も体力もない方
  • ✅ フランチャイズ以外の選択肢で、ラーメン営業を検討している方
眠っていた厨房が利益を生むまで。導入前と6ヶ月後 | 山道家二毛作モデル

導入前の状態——厨房は毎日お昼に「空き」だった

私が「侍ホルモン清水駅前店」を2009年に開業してから、夜営業を中心に経営を続けてきました。焼肉・ホルモンという業態は、夜の回転率が命です。でも逆に言えば、昼の仕込み時間が終わったあと、11時から14時あたりの時間帯は厨房も客席も使われていない。カウンター5席が、ただそこにある状態でした。

その頃の正直な状態を言うと、「売上が足りない」というよりも「原価・人件費・家賃を夜の営業だけで賄うのが年々きつくなってきた」という感覚でした。家賃は一日分払っているのに、実際に稼働しているのは夕方から深夜だけ。設備も席も、昼間は何も生んでいない。これをどうにかしたいという気持ちは、ずっとありました。

ラーメンを始めようと考えたのは、自分が家系ラーメンを好きだったことも大きいです。横浜の吉村家をはじめ、各地の家系店を食べ歩いてきました。「これを昼に出せないか」と思い始めたのがきっかけです。ただ、昼の3時間だけのために長時間スープを炊き続けるのは現実的ではない。では、どうするか。そこから研究が始まりました。

「店炊き」にこだわらず、完成した一杯にこだわる

家系ラーメンを始めようとすると、「豚骨を何時間も炊かなければ本物ではない」という考え方に突き当たります。でも私はそこに疑問を持っていました。お客様が評価するのは「炊いた時間」ではなく、「一杯の満足度」のはずです。

試行錯誤の末に辿り着いたのは、スープだけでなく、タレ・鶏油・麺・チャーシュー・提供方法の全体を丁寧に設計することで、本格的な満足感を実現できるという考え方でした。業務用スープを活用しながら、トータルのバランスで「家系らしさ」を作る。これを実証店舗で繰り返し改善し、山道家モデルとして体系化しました。

実際にお客様からいただいた声を紹介させてください。

「本格的な家系ラーメン」「真面目に家系をやっていると思わせる一杯」「間違いなく正統派の家系ラーメン」

「チャーシューが本当に美味しい」「家系を食べるならここ一択」

長時間の店炊きではありませんが、こういう評価をいただいています。「本物かどうか」を最終的に判断するのはお客様であり、この声がその答えだと思っています。

山道家ラーメン導入前と後、厨房と売上はどう変わったかについても詳しく書いていますので、参考にしてみてください。

✓ ここまでのポイント

  • 昼の遊休時間・厨房・客席を使わないことは、毎日「固定費だけ発生している状態」に等しい
  • 店炊きスープにこだわるより、スープ・タレ・鶏油・麺・チャーシュー全体のバランスで「完成した一杯」を作ることが現実的
  • 実際の口コミ評価は、方法論ではなく「一杯の満足度」によって決まる

5席・3時間で月商25万〜33万円という数字を見て、「うちの店でも同じ構造が作れるか」と考え始めているのではないでしょうか。スープ・タレ・鶏油・麺・チャーシューの全体設計や仕入先・オペレーションの詳細は、この記事では書ききれていません。山道家モデルの説明会では、店舗ごとの状況に合わせた導入の考え方を具体的にお伝えしています。

山道家モデルの仕組みと説明会の内容を確認する ›

6ヶ月後の数字——5席・3時間で何が変わったか

では、具体的に数字でお伝えします。実証店舗(清水駅西口から徒歩約1分の山道家二毛作モデル)の現在の運営実績はこのとおりです。

  • 席数:カウンター5席
  • 営業時間:11:00〜14:00(3時間)
  • 客単価:約950円
  • 月間客数:約250〜350名
  • 月商:約25万〜33万円
  • 基本運営人数:2名

ここで正直にお伝えしたいことがあります。この数字は、季節や営業日数によって変動します。「毎月必ず33万円」という保証をしたいわけではありません。大切なのは別のところにあります。

5席・3時間という小規模営業でも、新しい収益は生まれる。それが6ヶ月後に実証できたことの本質です。

導入前は、その時間帯は何も生んでいなかった。導入後は、月25万〜33万円の売上が上乗せされた。夜営業の構造は何も変えていません。昼の空き時間と遊休設備を使っただけです。固定費(家賃・光熱費の基本料など)はすでに夜営業で負担しています。そこに新しい売上が乗ってくる構造は、利益に直結しやすい。

家系ラーメン導入3ヶ月後のリアル——味・集客・利益の変化も合わせて読んでいただくと、初期の変化がより具体的にイメージできます。

「小さく始める」が最大の強みになる理由

飲食店で新しいことを始めようとすると、「大きくやらないと意味がない」という考えが頭をよぎることがあります。でも私が17年の経営経験を通じて感じているのは、その逆です。

小さく始められることが最大の強みです。5席から始めれば、失敗したときのダメージが小さい。改善しながら育てられる。新規出店のように数百万円の初期投資を回収するプレッシャーがない。

山道家モデルを体系化したのも、同じ理由からです。「新しく店を作る」のではなく、「今ある店舗を活かす」。レシピだけを渡して終わりにするのではなく、仕入先・オペレーション・開業研修まで含めて、実際に営業できる状態を目指す。加盟金も月額ロイヤリティも契約縛りもなく、自分の屋号で始めたい方はオリジナルプランで、山道家ブランドをそのまま使いたい方はブランドプランを選べる。どちらが正解かは、あなたのお店の状況次第です。

ロイヤリティなしでの導入6ヶ月後のリアルでは、継続コストを抑えながら運営した経緯を書いています。参考にしてみてください。

まとめ——厨房が「空いている」ことは、可能性が眠っている状態です

夜営業だけでは利益が残らない。その原因は、売上が足りないことではなく、既存の資産(厨房・席・時間)が昼間に何も生んでいないことにある場合が多いと感じています。

5席・3時間・基本2名という小規模営業でも、新しい利益源は作れます。実証店舗がそれを証明しています。大切なのは、あなたのお店に合った方法を選ぶことです。山道家モデルには一つの正解はありません。店舗ごとの最適解があります。

まずは話を聞いてみたいという方は、お電話でも受け付けています。
📞 054-363-2766

「今ある厨房と席を使って、昼の3時間を新しい利益源に変える」という考え方が自分のお店に当てはまるか、一度整理したい方へ。オリジナルプランとブランドプランの違い・研修の内容・仕入先の紹介範囲など、詳細は説明会で個別にお伝えしています。

山道家モデルの詳細・説明会への申込みはこちら ›