スナックの昼店舗活用を考える際の本音

二毛作・店舗活用

先日、スナックを経営されているオーナーの方から、こんな相談をいただきました。「昼間、店が完全に空いているんですよ。家賃は毎月払っているのに、使えているのは夜だけで。何かできないかと思っているんですが、新しく店を借りる余裕もなくて」

この言葉、すごくリアルに刺さりました。夜営業中心の飲食店を長年やってきた自分自身も、同じ感覚を持っていたからです。夜だけ使う店舗に、昼間も家賃が発生している。それが当たり前の構造になっていても、どこかずっとひっかかっていた。

スナックという業態は、カウンター席が中心で、厨房も小ぶりなことが多い。でも裏を返せば、昼間に「空いているカウンター席」と「使えていない厨房」が確実に存在しているということです。そこに何かを乗せることができれば、今払っている家賃の意味が変わってきます。

こんな方におすすめ

  • ✅ スナックや夜営業の店舗を昼間どう使えばいいか迷っている方
  • ✅ 新規出店の資金はないが、新しい収益源を作りたい方
  • ✅ カウンター席と小さな厨房を昼に活用したい方
  • ✅ 月5万〜10万円程度の新しい利益を小さく始めてみたい方
  • ✅ フランチャイズではなく、自分の裁量で動ける方法を探している方
スナックの昼店舗活用を考える際の本音 | 山道家二毛作モデル

スナックの昼間が「空いている」は資産である

スナックを夜だけ営業している場合、昼間の時間帯はほぼ確実に何も使われていません。でも家賃は365日、毎日かかっています。電気の基本料金も、水道も、変わらない。

これを「損失」として捉えるか、「活用できる余白」として捉えるかで、次のアクションがまったく変わってきます。

新しく店を作るという発想だと、物件の保証金・礼金・内装工事・厨房設備の購入・スタッフの採用と、一気に大きな投資が必要になります。規模にもよりますが、小さな店でも数百万円の初期費用が動くことはざらにあります。

一方で、「今あるスナックの昼間を使う」という発想では、物件費はゼロ、内装工事は最小限か不要、厨房設備も既存のものを活用することが前提になります。初期投資の構造がまるで違う。

スナックのカウンター席は、昼のラーメン営業との相性がいい場面が少なくありません。カウンターに数席、ランチタイムに絞って短時間営業する。このシンプルな構造で、新しい利益の流れを作ることができます。

「何を売るか」より「何が現実的か」を先に考える

スナックの昼営業を始めようとしたとき、多くの方が最初に「何を売ろうか」という議論に入ります。パスタ、定食、カレー、サンドイッチ……いろんな選択肢が浮かぶと思います。

でも私がいつも最初に確認したいのは、「そのメニューを、今のスタッフ構成・厨房規模・仕込み時間で毎日安定して出せるか」という点です。

スナックの厨房は、夜のドリンク提供や軽いフードを中心に設計されていることが多く、大規模な仕込みには向いていないケースもあります。少人数で動かすことが前提になりますし、夜営業の準備に影響しない範囲で回さなければならない。

そう考えると、スープの仕込みを短時間で完結させることにこだわった設計のように、「仕込みの負担が小さく、少人数でも提供できる」メニュー選びが現実的です。長時間の仕込みが必要なメニューは、夜営業への影響が出やすく、継続しにくい。

家系ラーメンは一見「スープの仕込みが大変そう」というイメージがあります。確かに本格的なラーメン専門店が店内で長時間炊き続けるスタイルは、スナックの昼営業には合わない。ただ、スープを店内で炊かない開業モデルというアプローチがあって、それであればスナックの厨房環境でも十分に対応できる可能性があります。スープ・タレ・鶏油・麺・チャーシューの全体バランスを整えることで、お客様に「本格的」と感じてもらえる一杯に仕上げる考え方です。

実際の数字から見えてくること

私が実際に清水駅前で運営している実証店舗の話をします。カウンター5席、営業時間は11時から14時の3時間、基本的な運営は2名体制です。

月間の客数はおよそ250〜350名、客単価は約950円で、月商にすると25万〜33万円ほどになっています。数字は季節や営業日数によって変動しますので、これが毎月保証されるというわけではありません。

ただ、この数字で伝えたいのは「5席・3時間という小さな規模でも、収益を生み出す流れは作れる」ということです。スナックのカウンター席数と照らし合わせてみると、同じような規模感で始められる可能性が見えてくるはずです。

スナックによっては夜に5〜8席のカウンターを持っているところも多い。昼間にそのままの席を使って3時間だけ営業するとしたら、新しく物件を借りる必要はまったくありません。

「本格的な家系ラーメン」「真面目に家系をやっていると思わせる一杯」

実証店舗へのお客様の声

「家系を食べるならここ一択」

実証店舗へのお客様の声

店炊きのスープにこだわっているわけではないのに、こういった評価をいただけているのは、スープ単体ではなく一杯全体の設計で満足度を作っているからだと思っています。

✓ ここまでのポイント

  • スナックの昼間の空き時間・カウンター席・厨房は、新しい収益源を作るための「活用余白」として捉えられる
  • 仕込み負担が小さく、少人数で回せるメニュー選びが、スナックの昼営業継続の鍵になる
  • 5席・3時間という小さな規模でも、実際に収益を生み出している実績がある

スナックの厨房規模や席数で本当に成り立つのか、頭の中で計算しながら読んでいる方も多いと思います。実証店舗での運営実績(席数・営業時間・月商・人員構成)と、導入にあたって必要なノウハウの中身を、説明会の場で具体的に確認できます。参加のハードルや費用については、ページ内に案内があります。

山道家モデルの運営実績と導入ノウハウを説明会で確認する

スナックが昼ラーメンを始めるときの具体的なイメージ

実際にスナックの昼間にラーメン営業を始めるとしたら、どんな流れになるか、少し具体的に考えてみます。

まず確認するのは、厨房の火口数とシンクの使い勝手です。家系ラーメンの提供に必要な作業は、スープの温め・麺の茹で・トッピングの準備が中心で、料理の工程としては比較的シンプルです。スナックのキッチンがどこまで対応できるかを確認することが最初のステップになります。

次に考えるのは、仕込みのタイミングです。夜営業の準備に入る前、午前中の早い時間に昼の仕込みを終えてしまえば、夜の準備と干渉しません。仕込みの量も、5席・3時間という規模であれば、1〜2時間以内に終えられるよう設計することができます。

スタッフについても、新しく採用する前に「今いるスタッフが昼もシフトに入れるか」を先に検討することをすすめています。二毛作営業の人員配置を考えるときに多くの経営者が直面するのが、「夜と昼で別々の人員を用意しなければならない」という思い込みですが、小規模な昼営業であれば、既存スタッフの中でシフトを組める場合も十分あります。

そして最後に、「何人に来てもらえば採算が合うか」という数字を先に出しておくことが重要です。月の固定費の上乗せ分が少ない分、昼営業での採算ラインは想像より低く設定できることが多い。1日10〜15人、月20日営業で200〜300人という規模感から逆算すると、必要な利益が見えてきます。

「新しく作る」より「今あるものを使う」という発想の転換

スナックの経営者の方と話していると、「昼に何かをやりたいとは思っているんだけど、どこから手をつければいいか」という言葉をよく聞きます。

その迷いの多くは、「新しいことを始めるには新しい何かが必要だ」という思い込みから来ているように感じます。新しい物件、新しい設備、新しいスタッフ、新しいレシピ……。でも実際には、今すでに持っているものを昼間という時間軸で動かすだけで、新しい収益の流れを作れる可能性があります。

山道家二毛作モデルが一番大事にしているのはそこです。新しく店を作ることを前提にしていない。レシピを渡して終わりではなく、今のスナックの規模・スタッフ・厨房環境に合わせてどう運営するかを一緒に考える。その積み重ねが、実証店舗での口コミ評価につながっていると思っています。

ラーメンを導入することが目的ではなく、今あるスナックの資産を昼間にも使って、利益を生み出すことが目的です。その視点で見れば、スナックの昼間には、まだ手をつけていない余白があります。

まとめ:スナックの昼間は、もう一つの利益源になれる

スナックの昼間が空いているという状況は、「損している時間」ではなく「まだ使えていない時間」です。カウンター席が5席あれば、昼の3時間で収益を生み出す仕組みを乗せることができる。それを実証してきたのが、清水駅前で動かしている私たちの実証店舗です。

新しく店を借りることなく、今ある設備・客席・時間を使って始める。そのシンプルな発想から、月25万〜33万円という月商が生まれています。大きな数字ではないかもしれませんが、新規出店の資金がない中で、固定費の上乗せなしに作れる利益としては、現実的な手応えがあります。

もし「うちのスナックでも同じことができるか」と気になった方は、まずは話を聞いてみてください。電話でのご相談も受け付けています。054-363-2766

「新しく店を作らず、今あるスナックの昼間を使って利益を生み出す」という考え方に手応えを感じていただけたなら、次のステップは実際の仕組みを確認することです。レシピだけでなく、仕入先・オペレーション・研修までセットで導入できる山道家モデルの詳細と説明会の申込みは、以下のページからどうぞ。

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