先日、焼鳥店を経営されている方からこんな相談をいただきました。「昼間、店も厨房も完全に空いているんですよ。でも何を始めたらいいかが分からなくて」と。
焼鳥店の営業は、仕込みが午後から始まり、本番は夜。つまり午前から昼過ぎにかけての時間帯は、厨房も客席も、ほぼ手つかずのまま過ぎていくことが多い。家賃は一日分かかっているのに、稼げる時間が半日以下というのは、よく考えると大きな機会損失です。
でも「じゃあ何を始めるか」となったとき、多くの店主が最初につまずくのが「ラーメンに興味はあるけど、作り方が分からない」という壁です。スープは何を使う?タレは?麺は?チャーシューは自分で作れるのか?——一から調べ始めると、それだけで半年は消えてしまいます。
この記事では、そのラーメン営業の「知識ゼロ問題」に正面から答えていきます。
こんな方におすすめ
- ✅ 焼鳥店を経営していて、昼間の厨房・客席が空いている方
- ✅ ラーメン営業に興味はあるが、何から手をつければいいか分からない方
- ✅ スープ・タレ・麺・チャーシューの知識がなく、独学では難しいと感じている方
- ✅ フランチャイズのロイヤリティや拘束条件に不安を持っている方
- ✅ 少ない席数・少人数で、小さく試してみたい方
焼鳥店の昼間が「空白時間」になってしまう理由は?
焼鳥店の業態は、夜に特化した仕込みと営業サイクルで成り立っています。串の仕込み、タレの管理、炭の準備——これらはすべて夕方以降に向けて設計されており、午前中から昼にかけての時間は構造的に空きやすくなっています。
居酒屋や焼肉店と同様に、焼鳥店も「昼間の店舗活用」という課題を抱えている業種の一つです。夜営業の店舗を昼に活用するメリットについては別記事でも触れていますが、焼鳥店に特有の事情として、串仕込みの準備が始まる前——つまり10時から14時前後——の時間帯が、最も活用しやすいウィンドウになります。
「昼営業を追加する」と考えると大がかりに聞こえますが、実際には「今ある設備と空き時間を使って、別の売上をつくる」という発想の転換です。
ラーメン営業を始めたいのに「作り方が分からない」は解決できる?
これが、焼鳥店主からいちばん多く聞く声です。「ラーメンを出したい気持ちはある。でもスープはどこから仕入れる?タレはどうする?麺の種類は?チャーシューは自分で仕込むのか?」——知識がゼロの状態から全部を独学でそろえようとすると、商品が完成するまでに相当な時間がかかります。
私自身、清水駅前で「横浜家系ラーメン山道家」を始めるまでに、横浜の吉村家をはじめ多数の家系ラーメン店を食べ歩き、試作を繰り返しました。それでも「一から全部自分でやる」ことにはひとつ大きな限界がありました。昼営業のためだけに、何時間もスープを炊き続けることは現実的ではない、という壁です。
その壁を越えるために行き着いたのが、「店炊きスープであること自体を価値にするのではなく、完成した一杯の満足度を価値にする」という考え方でした。具体的には、業務用スープをベースに、タレ・鶏油・麺・チャーシュー・提供方法の全体を組み合わせることで、商品としての完成度を作り上げていく方法です。
この方法で実際に何が起きたか。実証店舗(カウンター5席・11時〜14時・基本2名運営)には、こんな声が届いています。
「真面目に家系をやっていると思わせる一杯」
実証店舗ご来店のお客様
「間違いなく正統派の家系ラーメン」
実証店舗ご来店のお客様
長時間スープを炊いていないにもかかわらず、「本格的」「正統派」という評価をいただいています。これはスープだけで勝負していないから成り立つ結果です。タレの配合、鶏油の使い方、麺の選定、チャーシューの仕上げ、丼への盛り付けと提供の流れ——それら全体のバランスを調整することで、一杯としての完成度を作っています。
店舗の遊休時間を収益化する方法を考えるとき、「何を出すか」だけでなく「どう作るか」の仕組みがそろっているかどうかが、開業後の安定に直結します。
✓ ここまでのポイント
- 焼鳥店の昼間(10〜14時前後)は、夜の仕込みが始まる前の活用しやすい時間帯
- ラーメン営業の「作り方が分からない」問題は、スープ単体ではなく、タレ・鶏油・麺・チャーシュー・提供方法の全体設計で解決できる
- 実証店舗では、長時間スープを炊かない方式でも「正統派」「本格的」という評価を得ている
スープ・タレ・麺・チャーシューを一から自分で開発しようとすると、試作と廃棄のサイクルが何ヶ月も続くことになります。説明会ページでは、実店舗で改善を重ねたレシピの内容・仕入先紹介・開業研修の流れを具体的に確認できます。何を導入すれば独学の期間をカットできるか、まず全体像を見てから判断してください。
スープ・タレ・麺・チャーシューは、それぞれどう準備すればいい?
ここが知識ゼロの状態では最も時間のかかる部分です。一つひとつ整理します。
スープは、業務用の完成品を使います。どのメーカーのどの品番が家系ラーメンの味わいに合うか、実際の営業で検証した結果を使えるため、試行錯誤の期間を大幅に短縮できます。
タレは、スープと組み合わせたときの塩分・旨味のバランスを調整する重要な要素です。タレの配合次第で、同じスープでも仕上がりが大きく変わります。ここは実際に検証されたレシピをそのまま導入することが、独学との最大の違いになります。
鶏油は、家系ラーメンの風味を決定づける油です。どの段階で加えるか、量はどれくらいかという部分が、「家系らしさ」に直結します。
麺は、太さ・加水率・茹で時間の組み合わせで食感が変わります。家系に合う麺の選定と、焼鳥店の厨房設備(釜のサイズ等)に合わせた茹で方の確認が必要です。
チャーシューは、実証店舗でも「チャーシューが本当に美味しい」という声をいただく部分です。製法を含めて提供しています。焼鳥店であれば、肉の扱いに慣れているぶん、習得のスピードは早い傾向があります。
これらを一から自分で開発しようとすると、素材探し・試作・廃棄・再試作というサイクルが何ヶ月も続きます。実店舗で改善を重ねたレシピと仕入先情報を使えば、その時間をそのままカットできます。
焼鳥店のオペレーションを壊さずに昼ラーメンを回すには?
焼鳥店主が昼営業に踏み切れないもう一つの理由が、「昼の準備や片付けが夜の仕込みに影響するのでは」という不安です。
山道家の実証モデルでは、11時〜14時の営業を基本としています。10時頃から仕込みを始め、14時の営業終了後に片付けを済ませれば、夕方からの焼鳥の仕込みへスムーズに移れる時間設計が可能です。
メニューを絞ることもオペレーション設計の核心です。ラーメン・ライスを中心に商品数を最小限に抑えることで、昼の2名運営でも回せるようになります。新しいスタッフを採用せず、既存のスタッフの午前シフトを活用するケースも多くあります。
厨房の遊休時間を収益化する際の注意点として、特に焼鳥店では「炭や串道具の管理スペースをラーメン仕込みと干渉させない」ことが大切です。厨房の動線を整理するだけで、昼夜の切り替えはかなりスムーズになります。
フランチャイズではなく、自分の店名でラーメンを始める方法は?
「ラーメンを始めたいけど、フランチャイズはロイヤリティが負担」「自分の屋号を変えたくない」という声も、よく耳にします。
山道家モデルには、加盟金・月額ロイヤリティ・契約期間がありません。必要なノウハウ(レシピ・仕入先・チャーシュー製法・オペレーション・開業研修)を導入したら、あとは自分の判断で運営できます。屋号は現在の店名をそのまま使うことも、新しいブランドで始めることも、どちらも選べます。
ラーメン営業を始めることが目的ではなく、昼間の遊休時間から新しい利益源を作ることが目的です。その手段としてラーメンが最も適しているかどうか、まず店舗ごとの状況を確認してから判断することを勧めています。
まとめ:焼鳥店の昼間の空き時間は、知識ゼロからでも変えられる
焼鳥店の昼間が空いている理由は、業態の構造上ほぼ必然です。その時間を何かに変えたいと思ったとき、「ラーメンの作り方が分からない」という壁は確かに存在します。でもその壁は、実店舗で検証されたレシピ・仕入先・オペレーションをそのまま使うことで、かなりの部分をショートカットできます。
5席・3時間・2名という小規模な実証店舗が、月商25万〜33万円という数字を出しているのは、スープ一本で勝負しているからではありません。タレ・鶏油・麺・チャーシュー・提供方法の全体を設計した結果です。大切なのは、あなたのお店に合った方法を選ぶことです。
まずは話を聞いてみたいという場合は、お電話でも受け付けています。
📞 054-363-2766(山道家二毛作モデル・鈴木まで)
「昼間の時間を変えたいが、ラーメンの作り方が分からない」という状態のまま動けずにいるなら、その詰まりを解消するのが説明会です。オリジナルプランとブランドプランの違い、焼鳥店の厨房・席数に合わせたオペレーション設計の考え方を、実証店舗の運営実績とあわせて確認できます。


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