お正月が明けて、街がようやく仕事モードに切り替わっていく——そんな空気が漂うタイミングがあります。「仕事始め」という言葉が持つ、少しだけ気が引き締まるような感覚、みなさんも覚えがあるんじゃないでしょうか。
今回は、侍ホルモン清水駅前店の新年最初の営業日に、店主・鈴木の一日を追いかけてみました。いつもはカウンター越しに「いらっしゃい」と声をかけている彼が、開店前にどう動いているのか。営業中に何を考えているのか。そして店を閉めるとき、どんな気持ちでいるのか。普段のブログではなかなか書けない視点で、できるだけそのままお伝えしてみます。
こんな方におすすめ
- ✅ 侍ホルモンがどんなお店か気になっている方
- ✅ 清水駅周辺でホルモン焼き居酒屋を探している方
- ✅ 店主の人柄や仕事への姿勢を知ってから来店したい方
- ✅ 仕事帰りにゆっくり飲める馴染みの店を見つけたい方
- ✅ 地元・清水区で長く通えるお店を探している方

午後2時すぎ——仕込みは「無言の準備」から始まる
新年最初の営業日、鈴木が店に入ったのは午後2時を少し回ったころでした。年末年始を経て久しぶりに立つ厨房。「ちょっとだけ緊張する」と笑いながら、まず行うのは換気と清掃の確認です。
「年末に丁寧に掃除していても、年明けに一度全体を目で追うのが癖なんですよね。店が迎える準備ができているかを確かめる感じ、というか」
その後、仕込みへ。当店の代名詞でもある牛骨塩もつ鍋のスープは、牛骨をじっくり時間をかけて炊き上げます。この作業は毎日行うことで積み上げられるもの——年明け最初のひと鍋にも、手順は変わりません。「特別扱いせず、いつも通りにやることが大事」と鈴木は言います。
ホルモンの下処理も同様です。部位ごとに丁寧に処理を施すことで、臭みのない状態に仕上げる。「ホルモンって下処理が全てと言っても過言じゃない。ここをきちんとやらないと、せっかく来てくださったお客様が『やっぱりホルモンは苦手だな』と思って帰ることになる。それだけは避けたい」。調理師として18年、ホルモン専門店を17年間続けてきた言葉には、静かな重みがあります。
午後5時——七輪を並べながら、頭の中は「今夜のお客様」
営業開始の17時30分に向けて、カウンターやテーブルを整え、卓上七輪をセットしていきます。炭に火を起こす準備、ダレの確認、ドリンクの補充。この時間帯に鈴木がよくやること、それは「今夜はどんなお客様が来るかな」と頭の中でシミュレーションすることです。
「予約が入っているテーブルはもちろん把握していますが、飛び込みのお客様のことも考えます。新年最初の営業日だから、久しぶりに顔を見せてくれる常連さんもいるだろうし、もしかしたらホルモンが初めての方が来るかもしれない。いろんなパターンを想像しながら準備するのが好きなんです」
清水駅西口から徒歩約1分という立地もあって、仕事帰りにふらっと立ち寄ってくれるお客様が多い当店。とくに年明け最初の週は「今年最初の一杯をここで」という気持ちで来てくださる方がいるそうです。その期待に応えるためにも、この30分の準備は欠かせません。
✓ ここまでのポイント
- 仕込みはホルモンの下処理から始まり、鮮度と状態の確認を毎日欠かさない
- 牛骨塩もつ鍋のスープも、新年最初の日から「いつも通り」に炊き上げる
- 七輪のセットや準備の時間に、その日来店されるお客様を想像しながら動いている
午後6時——最初のお客様が来た
開店から30分が過ぎたころ、最初に来店されたのは40代とおぼしき男性お二人。仕事帰りのスーツ姿で、「あけましておめでとうございます」と声をかけてくださった常連さんでした。
「年明け最初にここに来てくれた。それだけでもう嬉しいんですよ」と鈴木は言います。生ビールを持っていくと、七輪の前で乾杯する姿が見えました。その光景が、新しい一年の始まりを告げる合図のようでした。
少し後に来店されたのは、初めてのご夫婦。「ホルモンはあまり食べたことがなくて」という奥様に、鈴木は人気の部位や焼き方をひとつひとつ丁寧に説明します。「まずはこのあたりから食べてみてください。食べ比べながら、好きな部位を見つけていただければ」——そう言いながら勧めた一皿が、ホルモンを盛り合わせたミックスのメニューでした。
部位ごとに食感も旨味も異なるホルモンを少しずつ試せるこの一皿は、初めての方にとって「入口」になる料理です。七輪で焼きながら「これが好き」「こっちのほうが好みかも」と会話が生まれるのを、鈴木はカウンター越しにそっと見守っていました。
「ホルモンが苦手だと思っていたけど、好きになりました。初めてでも安心して注文できたし、焼き方まで教えてもらえて楽しかったです」
30代・女性(ご夫婦でのご来店)
「七輪で焼くホルモンが想像以上に美味しかった。地元にこんなお店があることを知らなかったです」
40代・男性(仕事帰りにご来店)
午後9時——宴会テーブルとカウンターが同時に動く時間
夜が深まるにつれ、店内は少しずつ賑やかになっていきます。この日は掘りごたつの座敷席に宴会のグループも入り、カウンターや2人席のお客様と合わせてほぼ満席に近い状態に。
宴会コースを楽しまれているグループには、ホルモン・和牛焼肉・牛骨塩もつ鍋が順に提供されます。「宴会って、料理の流れが大切なんですよ。焼きものが続いてから鍋でほっこりして、という展開が一番喜ばれる」と鈴木は言います。飲み放題付きのコースをお選びいただくことで、幹事さんも会計の心配なく楽しんでもらいやすい。「宴会の幹事さんって、本当に気を遣うじゃないですか。その方が一番楽しめるようにしたい」という言葉が印象的でした。
その一方でカウンター席では、一人でハイボールを飲みながらゆっくりホルモンを焼く男性の姿も。何度もご来店いただいている方で、この日は「年明け早々に来てしまいました」と笑いながら話してくれたそうです。常連さんとの短い会話が、鈴木にとっての「今夜もよかった」と思える瞬間でもあります。
午後11時——片付けながら、来年のことを考える
23時に営業を終え、片付けが始まります。七輪を冷まし、厨房を整え、翌日の仕込みに向けた確認をする。この時間はいつも一人で黙々とこなします。
「新年最初の日って、なんとなく一年の縮図みたいな気がするんですよ。今日どんなお客様が来て、どんな表情をしていたか。それが今年のスタートになる」
2009年に清水駅前で店を開いてから17年。毎年こうして新年最初の日を迎えてきた鈴木にとって、この日は「また一年始まったな」という区切りであり、「今年も続けていこう」という確認でもあるようです。
「ホルモンを好きになって帰ってもらえる。それだけで十分なんです。また来たいと思ってもらえたら、それが一番嬉しい」
最後にそう言って、電気を消した店内を出ていく背中が、新年の夜の清水駅前に溶けていきました。
まとめ——日常の積み重ねが、17年をつくっている
密着してみて感じたのは、特別な日でも「いつも通り」を大切にするという姿勢でした。仕込みも、接客も、片付けも——新年最初の日だからといって何かを変えるわけではない。その積み重ねが、地元・清水区で17年間続けてこられた理由なのだと思います。
仕事帰りに七輪を囲む時間、初めての方がホルモンを好きになる瞬間、宴会の場で生まれる笑い声。侍ホルモン清水駅前店は、そういった時間を静かに支えているお店です。
清水駅西口から徒歩約1分。今年初めて来てみようかなと思ったら、ぜひ気軽にご連絡ください。ご予約はお電話または下記リンクからどうぞ。お待ちしております。
📞 お電話でのご予約・お問い合わせ:054-363-2766


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