6月になると、清水駅周辺も少しずつ夕暮れが遅くなります。仕事を終えてふと空を見上げたとき、「今夜は肉を食べよう」と思う日が増える季節です。
ありがたいことに、当店・侍ホルモン 清水駅前店には、JR清水駅だけでなく静岡鉄道の新清水駅からも、徒歩約7分をかけて足を運んでくださるお客様が少なくありません。
「わざわざ新清水から歩いて来てくれるんですね」と話しかけると、「ここじゃないとダメなんですよ」と言ってくださる方がいます。そのひと言がとても嬉しく、また同時に、その理由をちゃんと言葉にして伝えなければ、と感じるようになりました。
この記事では、当店が17年間大切にしてきた素材や道具へのこだわりを正直にお伝えします。「なぜ足を運んでいただけるのか」という問いに、店主・鈴木 諭として誠実に答えるつもりで書きました。
こんな方におすすめ
- ✅ 新清水駅・清水駅周辺でホルモン専門店を探している方
- ✅ ホルモンの臭いや下処理が気になって躊躇している方
- ✅ 炭火七輪焼きや素材のこだわりを知ってから来店したい方
- ✅ 地元で長く通える個人店を探している方
- ✅ 清水区・葵区・駿河区近辺で宴会場所を検討中の方

七輪と炭——道具へのこだわりが、味を変える
当店の焼き台は、卓上の七輪です。ガスではなく、炭を使います。
炭火は遠赤外線の効果で食材の内側から熱を通します。ホルモンのような脂分を多く含む部位は、外側がじっくり焼けながら余分な脂が落ち、表面に香ばしさが生まれる。これがガスコンロとの大きな違いです。
七輪を選んでいる理由はもう一つあります。「焼く時間」そのものを食事の一部にしたいからです。店主が目の前で全部焼いてお皿に出すのではなく、お客様自身が炭火の前に座って、会話をしながら肉をのせて、焼き加減を見ながら待つ。その時間が、一日の疲れをゆっくりほぐしてくれると思っています。
七輪は消耗品でもあります。割れたもの、熱のムラが出てきたものは早めに交換しています。道具の状態が焼き上がりに直結するので、ここは手を抜かない部分です。
ホルモンの下処理——見えない部分に17年分の手間がある
「ホルモンって臭くないですか?」と聞かれることが今でもあります。正直に言うと、下処理が不十分なホルモンは臭います。だから、この質問は正しい疑問だと思っています。
当店では、ホルモンの仕入れから下処理まで、一つひとつ丁寧に行っています。余分な脂や膜の取り方、水洗いの回数とタイミング、冷蔵管理の温度帯。長年の経験の中で積み上げてきたやり方があります。
調理師として18年、ホルモンを専門に扱い続けてきた中で、「素材の状態が良くなければ、どんな調味料を使っても美味しくならない」と感じるようになりました。特にホルモンはその傾向が強い。下処理の丁寧さが、そのまま食べたときの印象につながります。
「ホルモンが苦手だと思っていたけど、ここのは食べられた」というお声を何度もいただいてきました。それはタレや火加減の話だけでなく、見えないところの手間が伝わっているんだと思っています。
「ホルモンが苦手だと思っていたが好きになった。初めてでも安心して注文できました。」
30代・女性
初めてご来店される方には、まずホルモンミックスボウルをおすすめしています。人気の部位をバランスよく盛り合わせた一皿で、塩ダレ・味噌ダレからお選びいただけます。部位ごとに食感も脂の甘みも異なるので、「どれが自分の好みか」を確かめる入口にちょうどいいメニューです。
✓ ここまでのポイント
- 炭火七輪は遠赤外線で素材の旨味を引き出し、「焼く時間」そのものを食事の楽しみにする
- ホルモンの下処理は見えない工程だが、臭みのなさや食感に直結する大切な仕事
- 初めての方はミックスボウルから試すと、部位の違いを自然に楽しめる
牛骨塩もつ鍋——スープに込めた素材の話
当店のもう一つの看板が、牛骨塩もつ鍋です。
牛骨をじっくり時間をかけて炊き出したスープは、白濁していて見た目からも旨味を感じます。塩味で仕上げているため、もつの甘みとスープのコクがシンプルに伝わります。余計なものを加えすぎず、素材の味を引き算で活かしています。
もつも、ホルモンと同様に下処理が肝心です。臭みが残ると鍋全体の印象が変わってしまう。スープとのバランスを考えながら、仕込みの段階から丁寧に扱っています。
「一年中飲みたい鍋」と言っていただくことが多く、夏場でもご注文いただきます。冬季限定にしない理由は、それだけ通年で支持してくださるお客様がいるからです。
「牛骨塩もつ鍋をまた食べに来たい。地元にこんなお店があることを知らなかった。」
50代・男性
和牛と素材の選び方——ホルモンだけじゃない理由
当店はホルモン専門店ですが、和牛焼肉も提供しています。カルビやハラミなど、部位ごとの特徴を活かした焼肉です。
「ホルモンは好きだけど、今日は赤身も食べたい」という夜があります。そういうときに、同じ七輪の上でホルモンと和牛を交互に楽しんでいただける構成にしています。食感も味わいも異なる二つを並べることで、それぞれの個性がより際立ちます。
素材の選定では、「価格よりも状態」を優先しています。仕入れた日の状態が安定しているものを選ぶこと。それが17年間ブレずに続けてきた基準です。
新清水駅から7分、歩いてでも来たいと思っていただける店であること
JR清水駅の西口から徒歩約1分という立地もありがたいのですが、静岡鉄道の新清水駅からも7分歩いて来てくださるお客様がいます。「近くにもいくつか店はあるんですけど、ここに来ます」と言ってくださる方に、毎回素直に嬉しいと感じます。
その理由が、七輪であり、下処理の手間であり、牛骨スープであり、17年間続けてきたことへの信頼だとしたら、これからもその積み重ねを続けることが自分の仕事だと思っています。
2009年の創業から変わらずお伝えしてきたのは、「ホルモンの楽しさを伝えること」です。七輪を囲んで、仲間や家族と焼きながら話す。その時間そのものが、仕事帰りの一日の締めくくりになる。そういうお店でありたいと、今も思っています。
まとめ:素材と道具への地道な積み重ねが、足を運んでいただける理由
新清水駅から7分、清水駅から1分。どちらからでも、歩いて来ていただけるお店でありたいというのが正直な気持ちです。
炭火七輪の熱、丁寧に下処理されたホルモン、時間をかけて炊いた牛骨スープ。派手な仕掛けはありませんが、見えないところに手間をかけることを17年間続けてきました。
初めてご来店の方も、以前から通ってくださっている方も、七輪を囲みながらゆっくり過ごしていただけたら嬉しいです。ホルモンの部位や焼き方についても、気軽にスタッフへお声がけください。
ご来店やご予約のご相談は、お電話または下記よりどうぞ。
📞 054-363-2766(火〜土 17:30〜23:00、日・祝 17:30〜22:00、月曜定休)


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