限定日本酒の入荷日に密着しました

「今日、なんかいい日本酒入ってる?」

そういって顔なじみのお客様がカウンターをのぞいてくださる日があります。
チェーン店では、まずそういう会話は生まれません。
メニューは統一されていて、入れ替わりも本部次第。どこの店に行っても同じ顔ぶれ。それはそれで安心感があるとは思うのですが、「今日だけの一本」を待つ楽しさは、個人店ならではのものだと感じています。

今回は、限定日本酒が入荷した日の一日に密着する形で、侍ホルモン清水駅前店の舞台裏をお見せしたいと思います。
店主・鈴木が、どんな気持ちで仕込みをして、どんな思いでお客様をお迎えしているのか。
そのあたりを、ざっくばらんに書いていきます。

こんな方におすすめ

  • ✅ チェーン店ではなく、個人店ならではの雰囲気を楽しみたい方
  • ✅ 仕事帰りに、日本酒やホルモンをゆっくり楽しみたい方
  • ✅ 地元・清水駅周辺で長く通えるお気に入りのお店を探している方
  • ✅ 限定ドリンクや季節ごとのこだわりに興味がある方
  • ✅ お店の日常やスタッフの人柄が気になる方
限定日本酒の入荷日に密着しました | 侍ホルモン 清水駅前店

午後2時・入荷の連絡が届く

その日は、取引先から一本のLINEが届いたところから始まりました。
「今月の限定、入りました。本数少ないので早めにどうぞ」

静岡県内の蔵元さんから年に数回だけ回ってくる、純米吟醸の限定品です。
本数が少ないので、ご用意できる期間はほんの数日。
こういうものは告知よりも先に「来てよかった」と感じてもらいたいので、SNSでの大々的な発信はしていません。知っているお客様が静かに楽しんでくれる、そういう雰囲気が好きなんです。

個人店をやっていると、こういう「仕入れの自由」があります。
本部のマニュアルも、全店統一のリストもない。自分の目と舌で選んで、お客様の顔を思い浮かべながら「これは合うかな」と考えて仕入れる。
17年続けてきて、それが一番楽しい仕事のひとつだと今も感じています。

午後3時・仕込みの時間

日本酒が届いたら、次は仕込みです。
ホルモンは生ものですから、その日その日で状態が違います。下処理をしながら「今日のは脂がきれいだな」とか「この部位、焼きすぎると硬くなるな」とか、そういうことを頭の中で整理していきます。

仕込みをしながら、今日の日本酒と何を合わせてもらおうかを考えます。
純米吟醸の、ふわっとした香りと柔らかい甘みには、脂の旨みが強すぎないホルモンが合う。たとえばシロ(小腸)よりも、あっさりしたセンマイやハツ(心臓)のほうが引き立てあえると思っています。
もちろん、お客様の好みを聞きながら提案するのが前提ですが、こういうことを事前に考えておくのが、個人店の店主の仕事だと思っています。

仕込みが終わる頃には、炭の準備もはじめます。
七輪に炭を組んで、火おこし。この時間が、一日のなかで気持ちの切り替えになっています。
「今日も、よい時間を作ろう」という気持ちに、自然となれるんです。

✓ ここまでのポイント

  • 限定日本酒の仕入れは、本部指示ではなく店主自身の目利きで行っている
  • ホルモンの仕込みと同時に、料理とお酒の組み合わせも考えている
  • 個人店ならではの「その日だけの一本」に出会える楽しさがある

午後5時半・開店、最初のお客様へ

開店してすぐ、常連の方が来てくださいました。
「今日、何か入ってる?」と聞いてくださったので、「今日だけの純米吟醸が入りましたよ」とお伝えすると、「じゃあそれで」と即決。

こういうやりとりが、チェーン店ではなかなかできないと思います。
メニューに書いてあるものを注文する、ではなくて、「今日は何がある?」から会話が始まる。それだけで、もう食事の楽しさが変わります。

ホルモンミックスボウルを七輪にのせながら、日本酒をひとくち。
「ああ、これ合う」という声が聞こえると、仕込みの時間に考えていたことが報われる気がして、うれしくなります。

宴会でも「個人店を選んでよかった」と感じてもらいたい

この日の夜は、近隣の会社からの宴会のご予約もいただいていました。
幹事さんが来店されたとき、一番に聞いてくださったのが「今日だけのお酒って、コースに追加できますか?」という質問。
もちろん、対応しました。

コース料理にホルモン焼き、牛骨塩もつ鍋、そして今日だけの限定日本酒。
宴会が終わった後、幹事さんから「参加者全員に喜ばれました」という言葉をいただきました。

「宴会で利用したら参加者全員に喜ばれた」

ご来店のお客様(幹事・30代・男性)

この言葉は、本当にありがたいです。
チェーン店の宴会プランではなく、あえて個人店を選んでくださった幹事さんの判断が正解だったと感じてもらえた。
限定の一本があったことも、七輪を囲む雰囲気も、全部がその方の「選んでよかった」につながったのだと思うと、個人店をやり続けている意味を感じます。

清水駅西口から徒歩1分という立地のおかげで、宴会の二次会に流れてくる方もいれば、「駅近だから初めて来ました」というお客様もいます。
どんな入り口でも、「また来たい」と思ってもらえる店でいたい。それが17年間、ずっと変わらない気持ちです。

午後10時・炭が落ち着く頃

ラストオーダーが終わり、七輪の炭が静かになっていく頃、今日一日を振り返ります。
限定の日本酒はほぼ完売。宴会も無事に終わり、常連さんも何人か来てくれた。

翌日の仕込みのメモを書きながら、次の限定入荷の予定を確認します。
個人店は、この繰り返しです。大きなイベントもない、派手な宣伝もない。でも、「今日だけ」が積み重なって、17年になりました。

チェーン店にはないものを提供するというのは、特別なことじゃありません。
今日の一本を、今日来てくれたお客様のために選ぶ。それだけのことを、ちゃんと続けていくことだと思っています。

地元・清水でそういうお店を探している方がいたら、ぜひ一度のぞいてみてください。
「今日、何が入ってる?」から始まる会話を、お待ちしています。

まとめ

限定日本酒の入荷日、一日の流れをご紹介しました。
仕入れ・仕込み・接客・宴会対応、すべてをひとつひとつ考えながら動かしているのが、個人店の日常です。
マニュアルはないぶん、「今日だけ」をお届けできる。それが、侍ホルモン清水駅前店の楽しみ方のひとつです。

宴会のご相談、ドリンクのご質問、はじめてのご来店のご不安など、お気軽にお声がけください。
火曜から日曜の17:30より営業しております(月曜定休・不定休あり)。

ご予約・メニューのご確認は、以下よりどうぞ。お電話でも承っております。

清水駅西口から徒歩約1分。今日も一日お疲れさまでした。

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