「ガスじゃダメなんですか?」
お客様から、何度かこう聞かれたことがあります。
ガスコンロなら準備も後片付けも格段に楽になる。コストも抑えられる。スタッフの負担も減る。それが分かっていても、当店は炭火七輪を使い続けています。
なぜか。その答えは、この店を始めた日のことを思い出すと、いつもはっきり見えてきます。
こんな方におすすめ
- ✅ 侍ホルモンが炭火にこだわる理由を知りたい方
- ✅ ガスと炭火の違いが気になっている方
- ✅ 七輪焼きを初めて体験してみたい方
- ✅ 清水駅周辺で雰囲気のある居酒屋を探している方
- ✅ ホルモンの美味しい食べ方・楽しみ方を知りたい方

炭火と出会ったのは、修業時代のある夜だった
僕がホルモンの世界に入ったのは、今から18年ほど前のことです。当時、ホルモンを専門に扱う店で働き始めたばかりで、正直なところ「ホルモンって何がそんなに美味しいんだろう」という感覚を持っていました。
転機になったのは、修業先の先輩に連れて行ってもらったある小さな炭火焼きの店でした。カウンターに七輪が一台。煙がもうもうと立ち上る中、先輩が無言でホルモンを置いて、じっと火を見ていました。
「焦らず、でも目を離すな」
そう言って渡してくれた一切れを口に入れた瞬間、今まで食べていたホルモンとは明らかに違う香りと旨味がありました。表面がしっかり香ばしく、中はふっくらしている。脂が炭に落ちて、その煙がまた肉に戻ってくる。あの感覚は、ガスでは出せないものだと、その夜すぐに分かりました。
「炭火で焼くって、こういうことか」と思った瞬間でした。
2009年、清水駅前での創業。迷わず炭火七輪を選んだ
2009年に「侍ホルモン 清水駅前店」を開いたとき、厨房の設備や食材の仕入れルートなど、決めなければならないことがたくさんありました。でも、卓上七輪を使うかどうかについては、一度も迷いませんでした。
修業時代に体で覚えた炭火の良さを、このお店でもお客様に感じていただきたい。それだけがはっきりしていたからです。
清水駅西口から徒歩1分という立地は、仕事帰りのお客様が気軽に立ち寄れる場所です。だからこそ、せっかく来てくださったなら、チェーン店では味わえない時間を過ごしていただきたいと思っていました。七輪を囲みながらゆっくりと肉を焼く、その時間ごと楽しんでもらいたかった。
開店当初は七輪の扱いに慣れていないお客様も多く、「どのくらい焼けばいいですか?」とよく聞かれました。焼き方をお伝えしながら、部位ごとの違いを説明する。その会話の中でホルモンを好きになってくださる方がいる。それが今でもこの仕事の一番の楽しみです。
✓ ここまでのポイント
- 炭火との出会いは修業時代。ガスでは出せない香りと旨味を体で覚えた
- 創業時から卓上七輪を採用。七輪を囲む時間そのものを楽しみの一つと考えている
- 焼き方の案内もお店のサービスの一部。部位ごとの違いを一緒に楽しむ文化を大切にしている
炭火が料理にもたらす、二つの違い
炭火とガスの違いを聞かれたとき、僕はいつも二つのことをお話しします。
一つ目は「遠赤外線の効果」です。炭火は表面温度が高く、遠赤外線を多く放出します。食材の表面をすばやく香ばしく焼き上げながら、中には熱がじんわりと通る。ホルモンのように脂がのった部位は、この焼き方との相性がとくに良いのです。外はしっかり、中はジューシーに仕上がります。
二つ目は「煙の役割」です。ホルモンの脂が炭に落ちると煙が立ち上がり、その煙が肉に戻ります。これがいわゆる「炭火の香り」を生み出します。ガスでは脂が落ちても煙にならないので、この薫香はつきません。あの独特の香ばしさは、炭火ならではのものです。
「それほど違うものなんですね」とよく言われますが、実際に食べ比べていただくのが一番です。炭火で焼いたホルモンを一口食べてみると、多くの方がすぐに分かってくださいます。
「七輪で焼くホルモンが想像以上に美味しかった。炭火で焼くと全然違うんですね」
40代・男性
ホルモン初心者の方にこそ、炭火七輪を体験してほしい
「ホルモンは食べたことがないので少し不安で…」とおっしゃるお客様が、来てみたら「こんなに美味しいとは思わなかった」と帰っていく。この17年で、そんな場面を何度も見てきました。
ホルモンが苦手だと思っていた方が好きになることも、少なくありません。その理由の一つに、炭火で丁寧に焼くことがあると思っています。適切に下処理したホルモンを、炭火でちょうど良い焼き加減に仕上げると、臭みはほとんど感じません。むしろ香ばしい香りが食欲をそそります。
部位が多くて何を注文すればいいか分からない方には、人気部位をバランスよく盛り合わせたホルモンミックスボウルをおすすめしています。レギュラー・大盛り・超大盛りとサイズも選べますので、まずはレギュラーサイズから食べ比べてみてください。塩ダレと味噌ダレからお好みで選んでいただけます。七輪で焼きながら「この部位はどんな食感だろう」と話しながら食べる時間は、それだけで楽しいものです。
「ホルモンが苦手だと思っていたけれど、ここで食べて好きになりました。初めてでも安心して注文できました」
30代・女性
これからも炭火を続ける理由
炭火は手間がかかります。炭の管理、七輪の準備と後片付け、換気の確認。ガスに切り替えれば、スタッフの仕事は間違いなく楽になります。
それでも変えないのは、炭火がなくなった瞬間に「侍ホルモン」ではなくなると思っているからです。
七輪を囲んで、煙の香りを感じながら、自分で焼いた肉を口に運ぶ。その時間は、料理を「食べる」だけでなく「楽しむ」ものです。仕事で疲れた日の夕方、清水駅を降りてこの店に入ってくれたお客様に、そういう時間を過ごしてもらいたい。それが創業以来変わらない思いです。
17年間、地元のお客様や清水を訪れた方々に支えていただきながら、この店は今日も七輪の炭に火を入れています。
まとめ:七輪の炭火が、ただの食事を「時間」に変える
炭火にこだわるのは、料理の仕上がりのためだけではありません。七輪を囲む時間そのものを、食事の楽しみの一つにしてほしいから。創業時にそう思って選んだ炭火を、これからも大切に使い続けていきます。
清水駅西口から徒歩約1分。仕事帰りにお一人でも、同僚やご友人との飲み会にも、ぜひ気軽にお立ち寄りください。初めての方にも分かりやすくご案内しますので、どうぞお気軽にご相談ください。スタッフ一同、お待ちしております。
ご予約・お問い合わせはお電話または下記よりどうぞ。
📞 054-363-2766


コメント