4月に入って最初の週末。お昼前から電話が鳴りっぱなしになる日があります。
「今日の夜、急なんですけど……9人入りますか?」
歓迎会シーズンの週末というのは、飲食店にとって一年の中でも特別な日のひとつです。新しい仲間を迎える宴席で、幹事さんは何週間も前から悩み、当日も緊張しながら会場に来られます。その場をどう迎えるか——今回は、店主・鈴木の一日を追いながら、侍ホルモン 清水駅前店の舞台裏をご紹介します。
こんな方におすすめ
- ✅ 歓迎会や送別会の幹事を任されて、お店選びに迷っている方
- ✅ 清水駅周辺で宴会ができるホルモン居酒屋を探している方
- ✅ 個人店ならではの雰囲気やこだわりを知りたい方
- ✅ 七輪炭火焼きを囲む宴会がどんな雰囲気か気になる方
- ✅ 宴会コースの内容を事前に知っておきたい方

午後3時——静かな厨房で、仕込みが始まる
開店は17時30分。でも鈴木が店に入るのは午後3時ごろです。
この日は予約が3組。うち1組は会社の歓迎会で12名。掘りごたつ座敷をメインに使い、テーブル席と組み合わせて場所を確保します。
まず手がけるのはホルモンの仕込みです。下処理の丁寧さがホルモンの味を左右する——これは18年間、鈴木が一貫して言い続けていることです。「臭みがあるとか、ちょっと苦手かもというお客様は、たいてい過去に下処理が甘いものを食べた経験があるんですよ」と話します。
丁寧に洗い、余分なものを取り除き、特製のタレで下ごしらえをする。地味な作業ですが、この積み重ねがホルモン初心者の方にも「おいしい」と感じていただける一皿につながっています。
牛骨塩もつ鍋のスープも、この時間帯から火を入れておきます。牛骨をじっくり炊いたスープは、一年を通じてご注文いただく看板メニュー。歓迎会コースに組み込まれることも多く、この日も2テーブルで提供予定です。
午後5時——七輪に炭を入れ、お客様を迎える準備
開店30分前、テーブルに七輪をセットします。
卓上七輪というのは、ただ「焼くための道具」ではないと鈴木は言います。「七輪を真ん中に置いた瞬間から、テーブルの雰囲気が変わるんです。みんなが自然と中央を向いて、会話が始まる」。
歓迎会の場合、参加者の多くは初対面だったり、まだ緊張していたりすることがあります。そんなときに七輪炭火という「共同作業」があると、自然と場が和む。肉を焼きながら「もう少しかな」「そっちひっくり返して」と声をかけ合ううちに、気づいたら打ち解けている——そういう場面を17年間、何度も見てきました。
炭の準備を終えたら、宴会コース用の小鉢や前菜を皿に盛り付けます。この日の12名様はスタミナコース(6,000円・飲み放題付き)を事前にご予約いただいていました。
✓ ここまでのポイント
- ホルモンの下処理と仕込みは開店2時間以上前から始まる。丁寧な下処理が「臭みのない」ホルモンに直結している。
- 七輪炭火は料理を焼く道具であると同時に、宴席の場を温める役割も担っている。
- 牛骨塩もつ鍋は仕込みに時間がかかる名物料理で、歓迎会コースでも人気が高い。
午後6時——歓迎会の一組目が到着
「お疲れさまでした、いらっしゃいませ」
予約の12名様が次々と座敷に入ってきます。スーツ姿の方が多く、聞けば地元の会社に新入社員が5名入ったとのことで、その歓迎会だそうです。
幹事の方が少し心配そうな顔をされていたので、鈴木は挨拶がてら一言添えます。「初めてホルモンを食べる方もいらっしゃいますか? 焼き方や食べ方は随時お声がけください」。
こういう一言があるかどうかで、初めての方の安心感がずいぶん変わります。ホルモン初心者の方には、まずどの部位から食べるか、どの程度焼いたらいいかが分かりにくいもの。「分からなかったら聞いていいんだ」という雰囲気を最初に作っておくことを、鈴木は大切にしています。
宴会が始まると、テーブルには次々とホルモンが並びます。コリコリとした食感の部位、脂がじゅわっと広がる部位、さっぱりとした部位——それぞれの違いを確認しながら食べると、ホルモンの奥深さが分かってきます。
「ホルモンが苦手だと思っていたけど、好きになりました。丁寧に説明してもらえたので、初めてでも安心して注文できました」
30代・男性(歓迎会でご利用)
午後7時30分——店内が満席になる時間帯
歓迎会シーズンの週末は、だいたい19時を過ぎると全テーブルが埋まります。座敷、テーブル席、半個室——それぞれに異なるグループが同時に食事をされていて、炭火の煙とにぎやかな声で店内が温まります。
この時間帯は注文が集中するため、厨房もフル回転です。鈴木はカウンターと厨房を行き来しながら、各テーブルの進み具合を見ています。「こちらのテーブルはそろそろもつ鍋のタイミングかな」「あちらはホルモンの追加が来そうだな」と先を読みながら動くのが、長年の経験から身についた習慣です。
この日、宴会コースでは途中でホルモンミックスボウルを提供しました。人気の部位をバランスよく盛り合わせたメニューで、初めてホルモンを食べる方にもどの部位からでも入りやすい構成になっています。「これ全部違う部位なんですか?」と驚かれることも多く、食べながらの会話が自然と弾みます。
「宴会で利用したら、参加者全員に喜ばれました。七輪で焼くホルモンが想像以上に美味しくて、また幹事をやりたいと思えました」
40代・男性(会社宴会でご利用)
午後10時——閉店前、七輪の炭が静かに落ち着く
22時を過ぎると、宴会のグループが少しずつお帰りになります。最後のテーブルでは、3人組の常連さんがゆっくりとハイボールを飲みながら話をされていました。
「今日も来てよかった」という一言が、帰り際に聞こえてきました。
七輪の炭火が静かに落ち着いてきた頃、鈴木は翌日の仕込みのメモを書き始めます。歓迎会シーズンはしばらく続く。次の週末も予約が入っています。
2009年の創業から17年。清水駅西口を出てすぐのこの場所で、仕事帰りの方や宴会のグループ、遠方から来られた出張客まで、さまざまなお客様の「一日の締め」に関わってきました。特別なことをしているつもりはなく、ただ毎日丁寧に仕込みをして、七輪に炭を入れて、来てくださった方に気持ちよく過ごしていただく——その繰り返しです。
まとめ——歓迎会の場所選びで迷ったら
歓迎会の幹事を任されると、「失敗したくない」という気持ちが先に立ちます。駅から遠くないか、料理の量は足りるか、雰囲気が場に合っているか——いくつもの条件が頭をよぎります。
侍ホルモン 清水駅前店は、JR清水駅西口から徒歩約1分。飲み放題付きの宴会コースは5,000円・6,000円とコース内容も明確で、掘りごたつ座敷は最大27名まで対応しています。ホルモンが初めての方がいるグループでも、焼き方のご案内や部位の説明をしながらお楽しみいただけます。
歓迎会・送別会・忘年会・新年会など、各種宴会のご相談はお気軽にどうぞ。貸切についても人数・日時に応じてご相談を承っています。
ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ。お待ちしております。
- 📞 電話: 054-363-2766
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侍ホルモン 清水駅前店
静岡県静岡市清水区真砂町1-16
営業時間:火〜土 17:30〜23:00 / 日・祝 17:30〜22:00
定休日:月曜日(不定休あり)


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