昼営業で利益を出しやすいメニュー5選

ランチ営業・小規模運営

「ランチを始めたいとは思っているんですが、夜の仕込みに影響が出そうで…」

「昼に疲れたスタッフが夜も働けるか不安で、踏み出せていません」

「結局、昼に何を売ればいいかも決まらないまま、もう半年が過ぎました」

夜営業を中心に回してきた店主であれば、一度はこういう気持ちになったことがあると思います。昼間の店舗が空いているのは分かっている。家賃は一日分払っている。でも、「何を出せば売れるか」と「夜に影響しないか」という二つのハードルが重なって、なかなか動けない。

この記事では、その両方の悩みに正面から答えます。夜の動線を崩さずに昼営業を組み込める構造を前提にしながら、実際に利益を出しやすいメニューを5つ、選定理由とともに紹介します。

こんな方におすすめ

  • ✅ 夜営業中心で昼間の厨房・客席が空いている方
  • ✅ 昼営業を始めたいが夜の仕込みへの影響が心配な方
  • ✅ 売れるランチメニューが決まらずに悩んでいる方
  • ✅ 少人数・短時間で回せる昼の業態を探している方
  • ✅ 新店舗を借りずに新しい利益源を作りたい方
昼営業で利益を出しやすいメニュー5選 | 山道家二毛作モデル

「夜に影響しない昼営業」を成立させるための前提

メニューを選ぶ前に、まずここを整理しておく必要があります。昼営業が夜の仕込みに影響する最大の原因は、「何時に終わって、何時から夜の準備を始めるか」という動線が曖昧なまま営業をスタートしてしまうことです。

私自身、「侍ホルモン清水駅前店」を2009年に創業して以来、夜営業一本で店を回してきました。その経験から言えば、夜の仕込みに必要な時間と体力は削れない。ここを守れないランチは、夜を壊します。

実際に山道家(清水駅西口から徒歩約1分)で行き着いた流れはシンプルです。10時に準備を開始して、11時〜14時で営業し、片付けを終えたら夜の仕込みに移る。この流れを最初に決めてしまうことが、昼営業を「夜の邪魔にしない」ための基本設計です。

重要なのは、14時に「終わり」ではなく「次の仕事の始まり」として設計することです。昼を終えた後に休憩を取りながらも、16〜17時には夜の仕込みに入れる体力が残るメニュー選びと人員配置が求められます。これがまず前提として必要な考え方です。

利益を出しやすいメニュー5選

メニュー選びの基準は「売れるかどうか」だけではありません。仕込みの手間、夜の食材との重複、廃棄リスク、調理の難易度、そして昼だけに人員を割けるかどうか——これらを総合して、「夜営業の店舗でも無理なく回せるかどうか」で選ぶことが大切です。

第1位:家系ラーメン

単品で客単価900〜1,000円が取れて、回転が速く、少人数で回しやすい。夜の居酒屋・焼肉・焼鳥業態との食材の重複も少なく、昼だけのメニューとして独立させやすいのが大きな強みです。

「難しそう」と思う方が多いのですが、昼の短時間営業で利益を出すためには、長時間スープを炊く方式は現実的ではありません。スープだけでなくタレ・鶏油・麺・チャーシュー・提供方法を総合的に調整することで、満足度の高い一杯を設計することは可能です。山道家のカウンター5席・3時間営業のモデルが実際にそれを示しています。

「本格的な家系ラーメン」「真面目に家系をやっていると思わせる一杯」という声をいただいているのも、スープの炊き方だけにこだわらず、完成した一杯のトータルバランスを重視した結果です。

「間違いなく正統派の家系ラーメン。家系を食べるならここ一択」

実証店舗ご来店のお客様

第2位:定食(焼き物・煮物系)

夜の居酒屋や焼肉店であれば、焼き台や煮込み鍋はすでに設備として揃っています。その設備を昼にも使える定食スタイルは、追加投資が少なく始めやすい。ご飯・汁物・メイン・小鉢という構成をシンプルに固定することで、少人数でも安定して提供できます。

ただし、夜のメニューと食材が重複しすぎると、在庫管理が複雑になります。「昼専用食材」と「夜と共有できる食材」を明確に分けることが廃棄ロスを減らすポイントです。居酒屋の昼営業メニューで失敗しない7つのポイントにも、この分け方について詳しく書いています。

第3位:丼もの(親子丼・牛丼・海鮮丼)

調理時間が短く、片付けも楽。昼の回転率を上げるには、提供スピードがそのまま利益に直結します。丼は「ご飯にのせる」という動作に仕込みの大半が集約されるため、昼だけに入るアルバイト1名でも回しやすい構造です。

海鮮丼は清水港・河岸の市に近い立地であれば仕入れ交渉の余地もありますが、仕入れ価格の変動リスクには注意が必要です。安定した原価管理ができるメニューを軸に置くことをすすめます。

第4位:カレーライス

仕込みをまとめて行え、温めて提供できるため、少人数オペレーションに向いています。昼の3時間で消費できる量を事前に計算して仕込むことで廃棄を抑えられます。

原材料費も比較的コントロールしやすく、初めて昼営業に挑戦する店舗には取り組みやすい選択肢の一つです。「何から始めるか分からない」という段階から一歩踏み出すための入口として活用されるケースもあります。

第5位:麺類(うどん・蕎麦・パスタ)

既存の蕎麦店やうどん店であれば昼への転換は自然ですが、夜の居酒屋が昼だけうどんを提供するパターンも実際にあります。麺類は客単価がやや低くなりやすいため、セットや小鉢との組み合わせで単価を上げる工夫が必要です。

また、麺の茹で時間と提供スピードの管理が肝です。昼のピーク時間(11時半〜13時)に集中注文が入っても対応できるオペレーション設計が先に必要です。飲食店の昼営業メニューを決める5つの基準では、そのオペレーション側の考え方も含めて整理しています。

✓ ここまでのポイント

  • 昼営業が夜に影響しないためには「10時準備→11〜14時営業→夜仕込みへ」という動線を最初に設計することが先決
  • メニュー選びの基準は「売れるかどうか」だけでなく、「少人数で回せるか」「廃棄が出にくいか」「夜の体力を残せるか」を含めること
  • 家系ラーメンは単価・回転率・オペレーションのバランスが良く、夜業態との食材重複が少ない点で昼営業向きの選択肢になる

「10時準備・11〜14時営業・夜仕込みへ」という動線の考え方は理解できても、自分の店のレイアウトやスタッフの勤務パターンに当てはめると、どこを変えればいいか分からない——その先の具体的な店舗別オペレーション設計と、ラーメン導入のレシピ・仕入先・研修までをまとめて確認できるのが説明会です。申込み自体は数分で完了します。

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「5席・3時間」でも収益は生まれる

昼営業を検討するオーナーの多くが「うちはカウンター席しかないから無理」と思っています。でも、山道家の実証店舗はカウンター5席・営業時間3時間という規模で実際に運営しています。

月間客数は250〜350名、月商は約25万〜33万円。これは規模が小さいから意味がないという話ではなく、「5席・3時間という小規模営業でも収益を生み出せることを示している」という意味です。数字は営業日数や季節によって変動しますが、この実績が伝えているのは「大きく始めなくていい」ということです。

夜営業の夜間だけ使っていたカウンター席を、昼の3時間だけ稼働させる。それだけで家賃の回収率は上がります。「新しく店を作るのではなく、今ある店舗を活かす」という考え方は、こういう場面で具体的な意味を持ちます。

また、飲食店で月10万円の利益を増やすことは現実的かどうかという視点でも、昼営業の位置づけを考えると見方が変わってきます。

「チャーシューが本当に美味しい。真剣に家系をやっていると感じる一杯でした」

実証店舗ご来店のお客様

メニューより先に「動線」を決める理由

昼営業を始めようとすると、多くの人が「何を売るか」から考えます。でも実際には、「何時に終わり、次の何時から夜の仕込みに入るか」を先に決めないと、どのメニューを選んでも夜への影響は出ます。

たとえば、カレーを選んでも、片付けに時間がかかる調理器具を使っていれば14時半を過ぎてしまう。うどんを選んでも、麺の茹で残りを処理する工程が昼と夜の境目を曖昧にする。メニューだけを変えても、動線が整っていなければ意味がありません。

山道家モデルでは、導入店それぞれの厨房レイアウト・スタッフの勤務パターン・夜の仕込み開始時間を確認しながら、昼の動線を店舗ごとに調整します。一律の方法を押しつけるのではなく、「あなたのお店に合った形」を一緒に整理していくアプローチです。

まとめ:昼営業で利益を出すために最初にやること

利益を出しやすい昼メニューの5選を振り返ると、第1位:家系ラーメン、第2位:定食(焼き物・煮物系)、第3位:丼もの、第4位:カレーライス、第5位:麺類(うどん・蕎麦・パスタ)という順位になります。

ただし、どれが正解かはあなたのお店の設備・スタッフ・夜の仕込みスケジュールによって変わります。大切なのはメニューを選ぶ前に「10時準備→11〜14時営業→夜仕込みへ」という動線を先に整えることです。そこが固まれば、メニューの選択肢は自ずと絞られます。

小さく始めて、実際に動かしながら改善する。それが昼営業を夜の邪魔にしない、一番確実な進め方だと考えています。

個別の状況についてご相談があれば、電話でもお気軽にどうぞ。
054-363-2766(山道家二毛作モデル・鈴木)

5席・3時間という規模でも収益が生まれることは実証店舗で示されていますが、「自分の店で同じ動線が組めるか」は個別の確認が必要です。レシピ・オペレーション・仕入先紹介・研修の内容と、ブランドプランとオリジナルプランの違いは説明会ページで整理されています。まず情報を取りに行く感覚で見ておくことをすすめます。

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