結論から言うと、「居酒屋」という言葉には、料理だけでは伝えきれない「時間と場所を提供したい」という思いが込められています。その理由を、少し詳しくお話しさせてください。
こんにちは。清水駅前で「侍ホルモン」を営んでいる鈴木です。
当店のことを初めて知った方から、こんなことを聞かれることがあります。「ホルモン専門店ではないんですか?」と。たしかに、ホルモンが看板メニューですし、ホルモンの部位やこだわりについては誰よりも丁寧にお伝えしているつもりです。でも、名乗り方はずっと「ホルモン焼き居酒屋」なんですよね。
これは偶然ではなく、開業当初から意識してきたことです。今回は、その理由をすこし掘り下げてお話しします。
こんな方におすすめ
- ✅ 侍ホルモンがどんなお店か、雰囲気を知りたい方
- ✅ 清水駅周辺でゆっくり飲み食いできる個人店を探している方
- ✅ ホルモンは好きだけど「専門店」は少し敷居が高いと感じている方
- ✅ 仕事帰りに気持ちよく過ごせるお店を見つけたい方
- ✅ 地元で長く通えるお気に入りの店を探している方

「専門店」という言葉が、少し怖かった
開業したのは2009年のことです。ホルモンを軸にお店をつくると決めたとき、周りからは「専門店にすれば分かりやすい」とアドバイスをもらったこともありました。たしかに、専門店という響きは強みを打ち出しやすい。でも、私にはどうしても引っかかるものがあって。
「専門店」という言葉には、ある種の緊張感が生まれることがあります。「詳しくないと入りにくい」「間違った頼み方をしたら恥ずかしい」そんなふうに感じてしまう方が、一定数いらっしゃると思っていました。実際、ホルモンは部位が多くて、名前も独特なものが多い。慣れていない方には、正直とっつきにくいジャンルです。
私がやりたかったのは、そういう壁を取り除くことでした。「ホルモンって難しそう」ではなく、「ここなら気軽に食べてみられそう」と思っていただけるお店にしたかった。だから、「居酒屋」という言葉を選んだのです。
居酒屋という場所が持っている「空気」がある
居酒屋には独特の空気があります。仕事が終わって、少し肩の力が抜けた状態で暖簾をくぐる。カウンターでもテーブルでも、誰かと七輪を囲んで、とくに何も考えずにビールを飲む。そういう「なんでもない時間」を過ごせる場所が、居酒屋だと思っています。
ホルモン専門店と居酒屋の違いは、突き詰めると「何を主役にするか」の違いかもしれません。専門店なら料理が主役。でも居酒屋では、料理もお酒も会話も、全部まとめてその場の時間が主役になる。私はその感覚を大切にしたかった。
「今日も一日お疲れさまでした」という言葉を自然に言えるお店でありたい、というのが根本にある考えです。料理を提供するだけでなく、仕事帰りの大切な時間を気持ちよく過ごしていただく。それが「居酒屋」という言葉に込めた意味です。
✓ ここまでのポイント
- 「専門店」ではなく「居酒屋」と名乗るのは、ホルモン初心者でも気軽に入れる雰囲気をつくるため
- 料理だけでなく、お酒・会話・七輪を囲む時間ごと楽しんでいただきたいという思いがある
- 仕事帰りにリラックスできる場所であることを大切にしている
七輪があるから、居酒屋らしくなる
当店では、卓上の七輪を使った炭火焼きをご提供しています。これは単に「美味しく焼けるから」という理由だけではありません。七輪があることで、テーブルの真ん中に「共有する何か」が生まれるんです。
炭火が起きていると、自然と視線がそこに集まります。「これ、もう少し焼いた方がいいかな」「いや、そろそろかもよ」そんな会話が生まれる。ホルモンの焼き方を教え合うのも、その場の楽しみになる。これが、居酒屋ならではの時間だと思っています。
ホルモンは正直、焼き方で味が大きく変わります。シマチョウなら少し焦げ目がつくくらいまでしっかり焼くと脂が甘くなるし、レバーはさっと火を通す程度で中がしっとりしたまま食べるのが好きという方も多い。そういう「自分の好みの焼き加減を探す楽しさ」を味わえるのは、七輪の炭火焼きだからこそです。
お客様の声を一つご紹介します。
「七輪で焼くホルモンが想像以上に美味しかった。次回はもっといろんな部位を食べてみたいと思いました。」
40代・男性
こういった言葉をいただくたびに、七輪を置き続けて良かったと感じます。
ホルモンをつまみながら飲む、という楽しみ方
「ホルモン専門店」というと、ホルモンをたっぷり食べに行くイメージかもしれません。でも当店での過ごし方は、もう少し幅があります。
たとえば、仕事帰りに一人でふらっと来て、カウンター席で生ビールを飲みながらホルモンを少しつまむ。あるいは同僚と二人で来て、和牛と一緒に日本酒を楽しむ。七輪を囲んで宴会コースで賑やかに過ごす。どれも正しい使い方だと思っています。
ホルモンにはそれぞれ個性があるので、お酒との組み合わせも実は奥が深い。脂の甘みが強い部位には、すっきりしたハイボールが合うと感じる方が多いですし、塩ダレで食べるホルモンにはレモンサワーが好相性だという声もよく聞きます。こういう楽しみ方ができるのも、居酒屋というスタイルを大切にしているからだと思っています。
初めてご来店される方には、まずホルモンをいくつかの部位で食べ比べていただくのがおすすめです。人気のホルモンをバランスよく盛り合わせたメニューもありますので、「何から頼めばいいか分からない」という方でも入りやすいと思います。ぜひスタッフに声をかけてみてください。
「初めてでも安心して注文できました。ホルモンが苦手だと思っていたけど、好きになりました。」
30代・女性
17年続けてきたのも、「居酒屋でありたい」という気持ちがあったから
2009年の開業から数えると、今年で17年になります。清水駅の西口を出てすぐのところで、ずっとここにいます。
長く続けてこられた理由をひとつ挙げるとすれば、「料理を売ることより、場所を守ること」を大切にしてきたからかもしれません。もちろん料理の質は手を抜きません。ホルモンの下処理も、牛骨塩もつ鍋のスープの仕込みも、変えていないことがたくさんあります。でも、それ以上に「またここに来たい」と思っていただける空間であり続けることを、ずっと意識してきました。
地元で長く通っていただいているお客様から「地元にこんなお店があることを知らなかった」と言っていただくこともあります。そういう言葉が、一番うれしい。チェーン店ではできない個人店ならではのつながりを、これからも大切にしていきたいと思っています。
まとめ:居酒屋という言葉に込めた、17年分の思い
「侍ホルモン」が「ホルモン焼き居酒屋」と名乗るのは、ホルモンを売りたいからだけではありません。七輪を囲む時間、お酒との組み合わせ、仕事帰りのほっとする瞬間、そういうものをひっくるめて楽しんでいただきたいという思いがあるからです。
ホルモンが初めての方も、久しぶりに炭火焼きを食べたくなった方も、清水駅周辺でゆっくり飲める場所をお探しの方も、ぜひ一度お越しください。
ご予約・メニューの詳細はこちらからご確認いただけます。宴会のご相談や、はじめての方への部位のご案内なども、お気軽にお声がけください。
お電話でのご予約・お問い合わせはこちら:054-363-2766
皆さまのご来店をお待ちしております。


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