梅雨が明けて、清水でも蒸し暑い夜が続くようになりました。こういう季節は、仕事終わりに冷えた生ビールが恋しくなるもので、店の前を通ってくださるお客様の足取りも、なんとなく軽く見えます。
先日、あるお客様から「最初はホルモンが苦手だったんですよ」という話をうかがいました。今ではすっかり常連になってくださって、月に何度もご来店いただいているのですが、最初に来られたときは「友人に誘われて仕方なく」だったそうで。そのエピソードを聞いて、改めて思ったことがあります。
今日は、普段カウンター越しにはあまり語らない、ホルモンへの苦手意識が変わっていくまでの話と、当店が裏側で大切にしていることをお伝えしたいと思います。
こんな方におすすめ
- ✅ ホルモンが苦手、または食べたことがなくて少し不安な方
- ✅ 過去にホルモンで良い印象がなく、再挑戦を迷っている方
- ✅ 清水駅周辺でホルモン焼き居酒屋を探している方
- ✅ 地元で長く通えるお気に入りの一軒を見つけたい方
- ✅ チェーン店ではない、個人店の雰囲気を楽しみたい方

「ホルモンが苦手」には、たいてい理由がある
ホルモンへの苦手意識をお持ちの方とお話しすると、だいたい共通した理由が出てきます。「昔食べたものが臭かった」「独特のにおいが気になって」「食感がちょっと…」というものです。
これは、正直なところ、ホルモンそのものの問題というより、鮮度や下処理の問題であることがほとんどです。ホルモンは非常にデリケートな食材で、仕入れてからの時間管理と丁寧な下処理が、味と香りに直結します。下処理が甘いと、独特のにおいが残ってしまう。これが「ホルモンは臭い」というイメージの正体だと思っています。
当店では、仕入れたホルモンの下処理に相当な時間をかけています。表に出る仕事ではないので、お客様の目に触れることはほとんどありませんが、実はここが一番こだわっている部分です。脂の処理、洗いの回数、温度管理。「ホルモンってこんなに手間がかかるんだ」と驚かれることもあります。それでも、下処理をていねいに行うことで、香りがすっきりして食べやすくなる。ホルモン本来の旨味だけが残る状態に持っていくことができます。
冒頭でご紹介したお客様も、「においが全然違う」と最初に驚かれていました。それが、苦手意識が変わった最初のきっかけだったそうです。
七輪の前でしか起きない変化がある
下処理と同じくらい大切にしているのが、炭火七輪で「自分で焼く」という体験です。
テーブルに七輪が置かれて、炭火の熱を感じながら自分でホルモンを焼いていく。この時間が、実はホルモンへの苦手意識を変えるうえで大きな役割を果たしていると感じています。
お客様自身が焼き加減を確認しながら焼くので、「このくらいかな」「もう少しかな」という会話が自然と生まれます。焼き上がりを口にしたとき、自分で焼いた達成感がある。料理が運ばれてくるだけとは、少し違う満足感があるんです。
ホルモン初心者の方には、最初にひと通り焼き方をご説明しています。部位によって最適な焼き加減が違いますし、焼きすぎると硬くなるものもある。ちょっとしたコツをお伝えするだけで、仕上がりがかなり変わります。「教えてもらったとおりに焼いたら全然違った」と言っていただけることも多くて、そういう瞬間が私自身も嬉しいです。
✓ ここまでのポイント
- ホルモンへの苦手意識は、鮮度や下処理の問題に起因することが多い
- 丁寧な下処理によって、ホルモン本来の旨味と香りが引き出される
- 炭火七輪で自分が焼くという体験が、ホルモンへの印象を変えるきっかけになる
「何を注文すればいいか分からない」を解消するために
ホルモン初心者の方からよく聞くのが、「メニューを見ても何が何だか分からなくて、結局無難なものを頼んでしまう」という声です。確かに、ホルモンは部位が多く、名前だけ見ても特徴が想像しにくい。
そういう方には、まず人気の部位をバランスよく盛り合わせた「ホルモンミックスボウル」から試していただくことをおすすめしています。食感の異なるものや、脂の甘みが強いものなど、一皿でいくつかの個性を一度に味わえる構成にしています。「どれが好きだった?」という会話が自然と生まれて、次に単品を選ぶときの参考にもなる。
注文に迷ったときは、遠慮なく声をかけてください。その日の状態の良いものや、お客様の好みに合いそうなものをご案内できますので。押し付けるようなおすすめはしたくないのですが、相談にはいつでも応じています。
「初めてでも安心して注文できました。何を食べればいいか最初は全然分からなかったんですが、丁寧に説明してもらえて助かりました」
30代・女性
「ホルモンが苦手だと思っていたんですが、好きになりました。七輪で焼くホルモンが想像以上に美味しくて、また来たいと思えるお店でした」
40代・男性
17年続けてきたことと、変えないでいること
2009年に清水駅前で店を始めて、今年で17年になります。正直に言うと、この17年で周囲の飲食店はずいぶん変わりました。新しいお店が増え、そして閉まっていく。そういう景色を見てきました。
続けてこられたのは、ひとえに地元のお客様に支えていただいたからです。「またここに来たい」と思っていただけるお店であることを、ずっと大切にしてきました。
変えないでいることのひとつが、炭火七輪にこだわること。手間はかかりますが、炭火で焼いたホルモンの香ばしさは、他の調理器具では出せない。もうひとつは、「最初に来てくださった方に、ホルモンの楽しさをちゃんと伝えること」です。一度来て終わりではなく、また来てもらえる入口になりたいと思っています。
常連になってくださったお客様が「地元にこんなお店があることを知らなかった」とおっしゃってくださるとき、もっと早くお伝えできれば良かったなと思いながら、同時に、これからも続けていこうという気持ちになります。
まとめ:苦手意識は、ちゃんとしたホルモンで変わる
「ホルモンが苦手」という方に、無理に食べてほしいとは思っていません。ただ、過去に食べて苦手だと感じた経験がある方には、一度試してみてほしいと思っています。下処理のていねいなホルモンを、炭火で自分の好みに焼いて食べてみる。それだけで、印象が変わることは少なくありません。
清水駅西口から徒歩約1分の場所で、毎週火曜から日曜の夕方に営業しています。仕事帰りのふらりとした一杯でも、宴会のご予約でも、お気軽にどうぞ。ご来店をお待ちしております。
ご予約・お問い合わせはお電話、またはホットペッパーグルメからどうぞ。
📞 054-363-2766


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