結論から言うと、ホルモンは部位によって火の通し方と焼くタイミングが変わります。同じ炭火・同じ七輪を使っていても、焼き方ひとつで食感も味わいも大きく変わる。これが、ホルモンの奥深いところであり、楽しいところでもあります。
仕事を終えて、ふと「今日はゆっくり肉を焼きながら飲みたいな」と思う夜がありますよね。毎日頑張っている方ほど、そういう気分になる日があると思います。七輪の前に座って、ビールを一口飲んで、じっくり火を入れていく。その時間そのものが、一日の疲れをほぐしてくれる。侍ホルモンは、そういう時間を大切にしているお店です。
今回は普段なかなかお伝えしきれない「部位ごとの焼き方のポイント」を、調理師として18年向き合ってきたホルモンの知識とともにご紹介します。
こんな方におすすめ
- ✅ ホルモンをもっと美味しく焼いて食べたい方
- ✅ 仕事帰りに七輪を囲んでゆっくり過ごしたい方
- ✅ ホルモンを食べてみたいけど焼き方が分からない方
- ✅ 清水駅周辺でホルモン焼き居酒屋を探している方
- ✅ ホルモンの部位による違いを知りたい方

ホルモンは「熱の入れ方」で別物になる
まず大前提として、ホルモンには大きく分けて「脂が多い部位」と「脂が少なく歯ごたえのある部位」があります。この違いを理解しておくだけで、焼き方のイメージがぐっとつかみやすくなります。
脂の多い部位(シマチョウ・テッポウなど)は、炭火の上でしっかり脂を落としながら焼くのがポイントです。七輪の炭が熱くなっているタイミングで網の上に乗せ、脂がジュワッと滴り落ちるのを確認しながら焼いていく。焦りは禁物で、片面をしっかり焼いてから裏返すのが基本です。急いで何度もひっくり返してしまうと、脂が落ちきらず、独特のクセが残ってしまうことがあります。
脂が少なく歯ごたえのある部位(ハツ・センマイなど)は逆に、火を入れすぎると硬くなりすぎてしまいます。さっと表面に火を通す程度で食べるのが、食感を活かす食べ方です。半生に近い状態で食べることに抵抗がある方もいらっしゃいますが、きちんと下処理されたホルモンは、しっかりした鮮度管理のもとで仕込んでいるのでご安心ください。
こうした「部位ごとの熱の通し方の違い」を知ってから食べると、同じ七輪でも、一枚ずつ向き合う感覚が生まれます。それがホルモンを焼く時間を楽しくする理由の一つだと、私は思っています。
プロが普段口にしない「焼き色」の見方
お客様に焼き方をお伝えするとき、私がよく使う言葉が「焼き色で判断する」です。タイマーや時間ではなく、目で見て判断する。これが炭火焼きの醍醐味でもあり、慣れてくると一番確実な方法です。
たとえばシマチョウ(大腸)であれば、脂面を下にして焼き始め、表面がうっすらと白く変わってきたら一度裏返すサイン。そこからさらに少し火を入れて、脂がふっくらと膨らんできたら食べ頃です。この「ふっくら」の状態を逃さないのが、シマチョウを美味しく食べる一番のコツだと思っています。
ミノ(第一胃)は少し厚みがあるため、炭が安定して赤くなっているタイミングに乗せるのが大切です。表面にこんがりとした焼き色がついたら、すぐに口に運んでください。時間が経つと固くなりやすいので、焼き上がったら迷わず食べる。これが鉄則です。
こうしたことは普段、カウンターに立ちながらお客様に自然にお伝えしているのですが、来店前に少し知っておくだけでも、最初の一枚から安心して焼けると思います。
✓ ここまでのポイント
- 脂の多い部位は「じっくり脂を落としながら」焼くのが基本。何度もひっくり返さない。
- 歯ごたえのある部位は「火を入れすぎない」ことが美味しさのカギ。
- 焼き色と見た目で判断する習慣がつくと、七輪焼きがぐっと楽しくなる。
焼き方に迷ったときは、遠慮なく聞いてください
正直に言うと、ホルモンの焼き方は文章で伝えるには限界があります。炭の状態、その日の気温、肉の厚みによっても変わりますし、「こういう感じ」という感覚的な部分が大きい。
だから侍ホルモンでは、ご来店いただいた方に対してできる限り焼き方をその場でお伝えするようにしています。「これはどう焼けばいいですか?」と気軽に声をかけていただければ、その部位に合った焼き方をご案内します。特にホルモンを食べ慣れていない方には積極的にお声がけするようにしていて、それが「初めてでも安心して食べられた」という言葉につながっていると感じています。
ホルモンの部位が多くて選ぶのが難しいという方には、ホルモンミックスボウル(レギュラー1,780円〜)をまず試していただくのもひとつの方法です。人気の部位をバランスよく盛り合わせているので、食べ比べながら好みを見つけていただきやすい構成になっています。「この部位が好きだった」という発見があると、次の来店でさらに楽しみ方が広がります。
「地元にこんなお店があることを知らなかった」
地元在住・40代男性
このような言葉をいただくたびに、もっと早くお伝えできていたらと思います。清水駅の西口を出てすぐの場所で17年間営業してきましたが、まだ知らない方が多いというのも事実です。ぜひ一度、七輪の前に座ってみてください。
七輪を囲む時間は、料理だけじゃない
仕事終わりに清水駅で降りて、そのまま徒歩1分で七輪の前に座れる。ビールを一口飲んで、部位の説明を聞きながらホルモンを焼き始める。そういう夜の過ごし方が、実は一番の疲れ取りになると私は思っています。
会話が弾む理由の一つは、七輪があるからだと感じています。何かを一緒に焼きながら食べるというのは、向かい合って話すだけの食事とは少し違う空気が生まれます。同僚と、ご夫婦で、友人と、それぞれの七輪を挟んだ時間の中で交わされる言葉は、どこかゆっくりしています。
「今日はどの部位が美味しかった?」「次はあの焼き方を試してみよう」そんな会話が自然に出てくるお店でありたいと、ずっと思ってきました。ホルモンを売るというより、ホルモンを囲む時間を楽しんでいただきたい。それが侍ホルモンを17年間続けてきた根っこにある気持ちです。
まとめ:焼き方を知ると、ホルモンはもっと面白くなる
部位ごとに異なる焼き方のポイントをお伝えしてきましたが、一番大切なのは「自分で焼いて、食べてみること」です。頭で覚えるより、七輪の前に座って実際に焼いてみる方が、ずっと早く分かります。
今日も一日お疲れさまでした。仕事帰りに清水駅で降りたら、ぜひ侍ホルモンに立ち寄ってみてください。焼き方が分からなくてもまったく問題ありません。カウンターから声をかけますので、気軽に来ていただければと思います。
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侍ホルモン 清水駅前店 火〜金 17:30〜23:00 / 土 17:30〜23:00 / 日・祝 17:30〜22:00 月曜定休(不定休あり)


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