なぜ働く人を応援したいと思ったのか

働く人の昼休みは、平均わずか45分。そのうち移動・注文・食事をすべてこなすとなると、実質的に「食べる時間」はほんの20〜30分しか残らないケースも少なくありません。そんな現実を知ってから、私の中の優先順位がガラッと変わりました。

静岡市清水区で「横浜家系ラーメン 山道家」を営んでいる店主の鈴木です。今回は「なぜ働く人を応援したいのか」という問いに、Q&A形式でできるだけ率直にお答えしていきます。

こんな方におすすめ

  • ✅ 山道家がどんな想いで営業しているのかを知りたい方
  • ✅ 昼休みをもっと有効に使いたいと感じている方
  • ✅ 清水駅周辺で短時間でしっかり食べられる店を探している方
  • ✅ 家系ラーメンに興味はあるけれど入りづらいと感じていた方
  • ✅ 店主のこだわりや経緯を知った上で来店したい方
なぜ働く人を応援したいと思ったのか | 横浜家系ラーメン 山道家

そもそも、なぜ「昼営業」を始めたのですか?

夜の居酒屋が昼に家系ラーメンを出す——これは単なる「空き時間の活用」ではありません。2009年に「侍ホルモン清水駅前店」を創業して以来、17年以上この界隈で商売をしてきた中で、ずっと気になっていたことがありました。

清水駅西口の周辺は、昼になると会社員の方や配送・建設・工場勤務の方々が行き場なさそうに歩いているんです。コンビニ袋を抱えていたり、チェーン店の前で悩んでいたり。「ここにちゃんとした飯屋があればいいのに」という声を、お客様から何度も聞いていました。夜の常連さんから言われることも多かった。それが昼営業を始めた直接のきっかけです。

「居酒屋が本気でラーメンを作る」という聞こえ方が面白いかもしれませんが、私の中では至極まじめな話です。設備も人手もある。あとはやるかやらないかだけでした。

「働く人を応援したい」という気持ちは、どこから来ているのですか?

正直に言うと、私自身が「働く人」として17年間ずっと現場に立ち続けてきたからだと思います。飲食店の経営者といえば聞こえはいいですが、仕込みから接客、片付けまで自分でやる毎日。体を使う仕事の「腹が減る感覚」は、身をもって知っています。

だからこそ、昼に食べるものの「重要性」が人一倍わかる。軽く済ませた日の午後のだるさと、しっかり食べた日の充実感の差は、仕事のパフォーマンスにそのまま出ます。「午後も頑張れる一杯を出したい」というのは、スローガンではなく実感からきた言葉です。

また、趣味でルアーフィッシングをしたり古着を漁りに出かけたりする中で、清水港や清水駅周辺のエリアが持つ「働く人の街」としての空気感をいつも感じています。その街で、ちゃんと腹を満たせる場所を作りたかった。それがすべての出発点です。

✓ ここまでのポイント

  • 昼営業は「空き時間の活用」ではなく、清水駅周辺で昼食難民になっているお客様の声に応えた取り組み
  • 17年間自ら現場に立ち続けた経験が「働く人の腹を満たしたい」という想いの根拠になっている

「駅から近い」ことに、そんなにこだわる理由は?

昼休みの時間が短い方にとって、移動時間は「削れるコスト」です。JR清水駅西口から徒歩約1分という立地は、山道家にとって最大の武器のひとつだと思っています。

たとえば、営業職の方が外回りの途中で立ち寄れる。配送の方が清水駅近くで小休憩を取るタイミングに合わせて来られる。そういう「ちょうどいいタイミング」に対応できるのが、この場所の強みです。

駐車場は近隣のコインパーキングをご利用いただく形になりますが、徒歩でお越しいただける方にとっては「食べ終わって駅に戻るまで5分以内」も十分可能です。昼休みを有効活用したいと考えているなら、立地の近さは食事の満足度と同じくらい大事な条件だと私は考えています。

「家系ラーメンは入りづらい」という声に、どう応えていますか?

これはよく聞かれます。「家系ってちょっと怖くないですか?」と半分冗談めかして言われることも(笑)。確かに、濃い・こってり・常連向け、というイメージは根強い。でも山道家のスープは、豚骨と鶏ガラを合わせてはいるものの、「飲みやすさ」を意識して仕上げています。

メニューもシンプルです。ラーメンに、ほうれん草・のり・チャーシュー・キャベチャーなどのトッピングを選ぶだけ。ライスは無料でつけられる。難しい選択肢はありません。カウンター5席という小さな店なので、一人で来ても気後れしにくい雰囲気です。

「思ったより食べやすい」

30代・男性(営業職)

この言葉が、山道家のスープを表す一番正直な感想だと思っています。「家系だから覚悟して来たのに、すんなり飲めた」という反応は、初めて来られた方からよくいただきます。敷居を下げることが、応援の第一歩だと考えているので、この声はとても励みになります。

「ライス無料」や「提供スピード」にこだわるのはなぜですか?

体を使う仕事をしている方、あるいは午前中から動き続けている方にとって、ラーメン一杯だけでは足りないことがあります。だからこそライスは追加料金なしでお付けしています。「ガッツリ食べたいけど値段も気になる」という方に、気兼ねなく満腹になってほしい。

提供スピードについては、昼営業専門の店として当然のこだわりです。限られた昼休みの中で「待ち時間が長くて食べる時間が削られた」という体験は、お客様にとって本当にストレスになる。だから仕込みの段階から「すぐ出せる状態」を作ることを徹底しています。

燻製チャーシューは低温調理器とスモーカーを使って時間をかけて仕込んでいますが、それもすべて「お客様が席についたらすぐ出せる」ための準備です。手間をかけるのは厨房の中だけ、というのが山道家のスタンスです。

まとめ:昼休みを「ちゃんと使える時間」にしてほしい

「なぜ働く人を応援したいのか」——一言で答えるなら、自分もずっと働いてきたから、そして清水駅周辺の街と人を17年間見てきたから、です。昼休みの45分を、移動と待ち時間で溶かしてほしくない。せっかくなら、しっかり食べて、少し休んで、午後に備えてほしい。

山道家は火曜日から日曜日・祝日の11:00〜14:00のみの営業です。月曜日は定休(不定休あり)。小さな店ですが、清水駅西口から徒歩約1分という場所で、働く皆さまをお待ちしています。

メニューや最新情報は以下からご確認ください。お気軽にのぞいてみてください。

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