梅雨が明けて本格的な夏になると、外回りの仕事がひときわ体にこたえますよね。炎天下をかけ回って、やっと迎えた昼休み——そんな時間に「軽くサンドイッチで済ませるか」と思った経験はありませんか。でも午後に入った途端にどっと疲れが出て、頭が回らなくなる。あれ、昼ごはんが足りなかったかな、と。
実は、そういうお客様の話をカウンター越しによく聞きます。「軽めに食べたほうが眠くならないかと思って」と言いながら、翌日にはガッツリのラーメンを食べに来てくださる方が多い(笑)。こんにちは、山道家店主の鈴木です。今日は普段なかなか表に出さない、うちの人気メニューができあがるまでの裏側をお話しさせてもらいます。
こんな方におすすめ
- ✅ 午後になると集中力が切れる・元気が出ないと感じている方
- ✅ 昼ごはんを軽く済ませがちで、満足感を得られていない方
- ✅ 清水駅周辺でランチの行きつけを探している方
- ✅ 家系ラーメンの仕込みやこだわりに興味がある方
- ✅ 山道家のメニューが気になっていた方

「午後に元気が出ない」のは、昼食のボリュームが足りないから
まず最初に、これだけはお伝えしたくて。「午後にぼんやりする」「3時ごろにガス欠になる」という感覚、あれは多くの場合、昼食の満足感が足りていないことが原因です。
私自身、17年以上飲食店をやってきて、働く方の昼ごはんを間近で見てきました。特に営業職や配送、建設現場の方は体も頭もフル回転で使っている。それなのにコンビニのおにぎり1個とパックの味噌汁で済ませて「健康的でしょ」と笑っておられる。午後に元気が出ないのは意志の問題じゃなくて、燃料が足りていないだけなんです。
だからこそ山道家では、「食べた後に後悔しない満足感」を届けることを、メニューの基本に置いています。それがどういう仕込みに繋がっているか、ここから順番に話していきますね。
スープは前日から。豚骨と鶏ガラを合わせる理由
家系ラーメンのスープといえば「豚骨」のイメージが強いですが、山道家では豚骨に鶏ガラを合わせています。これ、実は珍しい組み合わせではないんですが、その比率と火入れの時間に店ごとの個性が出ます。
豚骨だけだと、旨みは強いけれど重くなりすぎる。反対に鶏ガラ単体だと、すっきりして飲みやすい半面、「食べた」という満足感に少し欠ける。この二つを合わせることで、濃厚なのに最後まで飲み切れる、ちょうどいいバランスになります。
仕込みは前日から始まります。骨をしっかり下処理してから長時間炊くので、昼営業の11時に間に合わせるには、前夜の仕込みが欠かせない。「居酒屋が昼にラーメンをやる」と聞くと、余った材料で作るイメージを持つ方もいるかもしれませんが、スープに関しては完全に別立てで仕込んでいます。夜のホルモン営業とは別に、昼営業専用のスープを毎日準備しているんです。
「食べやすい家系」というのが山道家のコンセプト。家系ラーメンが初めての方でも、最後の一口まで飽きずに食べられるスープを目指しています。
燻製チャーシューだけは、絶対に省けない工程がある
うちのチャーシューは豚肩ロースを使っています。低温調理器でじっくり火を通してから、スモーカーで燻製をかける——この二段階の工程が、山道家のチャーシューを他とは少し違うものにしています。
正直に言うと、この工程、時間がかかります。低温調理だけで数時間、そこから燻製をかけるのでさらに時間が必要。「もっとシンプルにしてもいいんじゃないか」と自分に言い聞かせたこともあります。でもやっぱり、これをやめると「あの味じゃなくなる」という感覚があって、続けています。
燻製の香りがスープに溶け込んだ時の複雑な旨み、あれが山道家のラーメンを食べた後に「また来よう」と思わせる一因だと、自分では思っています。実際に、こんな声もいただいています。
「また来ます」
常連のお客様より
シンプルな言葉ですが、これが一番うれしい。「また来ます」と言っていただけるのは、その日の一杯が本物だったということだと思っています。
✓ ここまでのポイント
- 午後に元気が出ないのは昼食の満足感不足が原因であることが多い
- 山道家のスープは豚骨×鶏ガラを前日から仕込み、濃厚でも飲みやすいバランスに仕上げている
- チャーシューは低温調理+燻製の二段階工程で、リピートされる味を作っている
ライス無料にしている、本当の理由
「ライス無料ってサービスがいいですね」とよく言われます。でも実は、これはサービス精神というより、「働く人に必要なカロリーを届けたい」という考えからきています。
私がこのラーメン店を立ち上げたのは、夜だけでなく昼にも地域の方の役に立てる場所を作りたかったから。来てくださる方の多くは、仕事の合間に食事をとる方々です。午後も現場に出て、体を動かして、頭も使う。そういう方に「ラーメン一杯だけ」では足りないことがある。
麺とスープでしっかり旨みを取って、ライスで満腹感を補う。この組み合わせが「午後も頑張れた」に繋がると思っているので、ライスは無料でお出ししています。追加料金を気にせずにご飯を頼める、その気軽さも大事にしたい。
カウンター5席の小さな店ですが、だからこそ一人ひとりのペースで食べてもらえます。一人でも入りやすい雰囲気というのも、意識して作っているところです。
清水駅徒歩1分で、11時から14時だけ開いている理由
山道家はJR清水駅西口から徒歩約1分、侍ホルモン清水駅前店の店舗内で、火曜から日曜の11時〜14時だけ営業しています。「なぜ昼だけ?」とよく聞かれます。
答えはシンプルで、昼休みに間に合う店であることを最優先にしているからです。12時になって「さあ食べに行こう」という方が、迷わず来られる場所でありたい。駅からの距離、営業時間、提供スピード——この三つが揃って初めて「働く人の昼ごはん」として機能すると思っています。
メニューをシンプルに絞っているのも同じ理由です。注文に迷う時間、待つ時間、どちらも短い昼休みには惜しい。食べている時間を最大限に確保してほしいから、迷わず選べて、すぐに出てくる仕組みにしています。
清水駅周辺で昼ごはんを探している方、「コンビニで済ませるか」と思いかけている方、ぜひ一度のぞいてみてください。
まとめ:仕込みのこだわりが、「午後の元気」を作っている
今日お伝えしたかったのは、山道家のラーメン一杯の裏には、前日からのスープ仕込み、低温調理と燻製のチャーシュー、そして「働く人に満腹で帰ってもらいたい」という一貫した考えがあるということです。
軽めに食べて午後に失速するより、しっかり食べて午後も動ける方が、結果的に仕事も体も楽になる。裏側を知ってもらうと、一杯のラーメンの味わい方も少し変わるかもしれません。
清水駅近くにお越しの際は、ぜひ山道家にお立ち寄りください。火〜日曜の11時から14時、カウンターでお待ちしています。
メニューや営業日の詳細は以下からご確認いただけます。
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仕込みの様子やメニューの写真は、Instagramでも発信しています。
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