店主が本当に届けたいのはラーメンではありません

梅雨が明けて、ようやく夏らしい日差しが清水の街を照らしはじめた頃のことです。ふと立ち寄ってくれた常連のお客様が、汗を拭きながらこう言ったんです。

「今日も午後から現場なんですけど、ここに来ると頑張れる気がするんですよね」

その一言が、ずっと頭に残っています。

私が山道家でやりたいのは、結局そういうことなんだと、改めて思いました。ラーメンをつくることが目的じゃない。その一杯の向こうに、「午後も元気で仕事に戻れる人」がいてほしい——それが、この店を続けている理由です。

今日は少し、そんな話をさせてください。

こんな方におすすめ

  • ✅ 清水駅周辺でランチのお気に入りを探している方
  • ✅ 昼休みが短くて、毎日の食事選びに疲れている方
  • ✅ 体を動かす仕事をしていて、しっかり食べたい方
  • ✅ 家系ラーメンが気になるけれど、入りにくそうと感じている方
  • ✅ 午後の仕事に向けて、心身ともにリセットしたい方
店主が本当に届けたいのはラーメンではありません | 横浜家系ラーメン 山道家

「儲けるために昼をやる」だけじゃなかった

2009年に「侍ホルモン清水駅前店」を立ち上げてから、もう17年近くが経ちます。居酒屋を夜だけ営業してきた中で、昼の時間帯をどう活かすかはずっと頭にありました。設備も場所も揃っているのに、ランチタイムは何もしていない。それは確かにもったいない話です。

でも山道家を始めた理由は、経営効率の話だけじゃないんです。

清水駅の周りには、毎日昼ごろになると、仕事着のまま急ぎ足で歩いている人たちがいます。配送の方、工事現場から戻ってきた方、営業の合間に立ち寄る方。そういう人たちを見ていて、ふと思ったんです。「この人たちのための昼ご飯を、ちゃんとつくりたい」と。

コンビニでサンドイッチを流し込んで、また仕事へ——そんな昼休みよりも、席に座って、ちゃんと温かいものを食べて、少しだけ「よし、もうひと踏ん張りしよう」と思える時間をつくりたい。そのための場所として山道家を始めました。

スープに込めた「飲みやすさ」のこだわり

家系ラーメンと聞くと、「こってり」「脂が多い」「食べ慣れていないと入りにくい」というイメージを持つ方も多いと思います。確かにそういうお店もある。でも山道家のスープはそこから少し外れています。

豚骨と鶏ガラを合わせてとるスープは、濃厚さの中にすっきりとした飲み口があります。「家系ラーメンって初めてなんですけど、思ったより食べやすかったです」と言ってくれるお客様が多いのは、意図してそう仕上げているからです。

仕事の途中に食べるものだから、胃にズシンとくるだけじゃいけない。食後に眠くなってしまっては、午後の仕事に差し支える。それでいて、「食べた」という満足感はきちんと届けたい。そのバランスを、スープの配合や麺の太さで調整しながら試行錯誤してきました。

チャーシューは低温調理のあとにスモーカーで仕上げた燻製チャーシューです。豚肩ロースを使っているので、しっかりした食べごたえがありながら、くどくない。ほうれん草と海苔を合わせたシンプルな構成が、結果的に一番バランスがいいと感じています。

✓ ここまでのポイント

  • 山道家は「昼に働く人のための食事の場」という明確なビジョンから生まれた店
  • 豚骨+鶏ガラのスープは、濃厚でありながら飲みやすさを重視した仕上がり
  • 燻製チャーシューや中太麺など、食べごたえと後味のバランスを大切にしている

「ライス無料」に込めた意味

山道家ではライスを無料でお出ししています。これ、意外と「え、本当に?」と驚かれることが多いんですよね。

体を使う仕事の方、成長期のお子さんを連れた家族連れ、「今日は特にガッツリ食べたい」という日——そういうときに、追加でお金を出さずにご飯が食べられる安心感は大きいと思っています。

800円のラーメンに、ライスをつけても800円のまま。それだけで「また来よう」と思ってもらえるなら、こんなに嬉しいことはありません。

高いものを食べさせたいわけじゃない。毎日でも通えて、毎回「来てよかった」と思ってもらえる——その積み重ねが、地域に根ざした店づくりだと思っています。

「ライス無料が嬉しい。昼はここに決めました」

40代・男性(配送業)

「提供が早くて助かります。昼休みが短くても余裕でした」

30代・男性(営業職)

一人でも、はじめてでも、気兼ねなく来てほしい

カウンター5席という小さな店です。決して広くはない。でも、その分「入りにくさ」はないと思っています。

一人でふらっと来て、さっと食べて、仕事に戻れる。それが昼ご飯の理想的な使い方だと思うので、余計なものはそぎ落としています。メニューはシンプル。注文してからの提供も早い。

家系ラーメンに慣れていない方でも、気軽に試してもらいやすい雰囲気を意識しています。「なんか常連ばかりでアウェー感がある」という居心地の悪さは、うちには関係ない。そういう場所にしたいと思ってやってきました。

JR清水駅の西口から歩いて約1分。駅に近いことは、働く人にとって何より大事な条件だと思っています。昼休みの時間をランチに使えるのは、移動が最小限で済むから。その条件だけで、ずいぶん気持ちが楽になるはずです。

ラーメンの向こうに届けたいもの

私がギターを弾いたり、古着を集めたり、釣りに出かけたりするのは、仕事以外に「自分が好きなこと」を持っていたいからです。好きなことがある人間が、仕事にも熱を注げると信じている。

そして、毎日仕事を頑張っている人たちにも、そういう「自分の好きな時間」を大切にしてほしいと思っています。昼ご飯は、そのための小さなリセットタイムになれる。一杯のラーメンで、少し気持ちが上向きになって、午後の仕事に向かえる——そういう役割を、この店が担えたらいいなと思っています。

「また来ます」と帰り際に言ってもらえるとき、それが一番うれしい。

ラーメンはあくまで手段です。届けたいのは、その先にある「よし、もうひと踏ん張りしよう」という気持ちです。

まとめ:清水駅前で、あなたの昼ご飯を待っています

山道家は毎週火曜〜日曜の11:00〜14:00、清水駅西口すぐの場所でランチ営業をしています。月曜は定休日(不定休あり)です。

体を動かす仕事をしている方、昼休みが短くて毎日食事選びに悩んでいる方、午後の仕事にもう少しエネルギーを持っていきたい方——ぜひ一度、のぞいてみてください。

はじめての方も、一人でのご来店も、大歓迎です。小さいカウンターですが、その分、気取らずゆっくり食べてもらえると思います。

メニューや営業日の最新情報はこちらからご確認ください。お気軽にのぞいてみてください。

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