結論から言うと、送別会シーズンの最後の営業日は「一年でいちばん感情が揺れる日」だと、店主の鈴木はそう話してくれました。
3月下旬、年度末の送別会ラッシュが一段落する直前のある日。清水駅西口から歩いてわずか1分、真砂町にある侍ホルモン清水駅前店は、この日も夕方の開店に向けて静かに動き出していました。仕込みから営業終了まで、鈴木の一日に密着した記録をお届けします。
こんな方におすすめ
- ✅ 侍ホルモン清水駅前店がどんなお店か知りたい方
- ✅ 送別会・歓送迎会のお店選びで悩んでいる幹事の方
- ✅ 清水駅周辺でホルモン焼き居酒屋を探している方
- ✅ 個人店ならではの雰囲気や店主の人柄を感じたい方
- ✅ 宴会コースを検討中で、お店の実際の様子を知りたい方

14:00 仕込み開始。送別会当日の段取りを確認する
午後2時。まだ表の通りに人通りが少ない時間帯から、厨房ではすでに仕事が始まっています。
この日の予約は2組。1組は地元企業の送別会で、6名のコース利用。もう1組は4名のご友人グループです。鈴木はまず予約票を手元に置き、テーブルの配置と七輪の数を頭の中で整理します。
「送別会って、幹事の方はけっこう気を遣われるんですよね。主役の方が喜んでくれるかどうか、自分のせいで場が白けたらどうしよう、って。だから僕の方でなるべく余計な心配をしなくていいように準備しておきたいんです」
言葉通り、仕込みは念入りです。牛骨塩もつ鍋のスープは前日から仕込んでおり、当日はさらに火を入れながら味を確認します。ホルモン類はこの日の朝に届いたものを丁寧に下処理。臭みが残らないよう、時間をかけて処理するのが専門店としての基本だと鈴木は言います。
「ホルモンって、下処理が甘いと臭みが出る。でも丁寧にやれば、本来の旨みだけが残る。そこが肝心なんです。17年やっていても、ここだけは手を抜いたことがない」
調理師として積み上げてきた18年の経験が、こういう地味な工程に宿っているのだと感じました。
16:30 客席の準備。七輪をセットしながら、当日の流れを思い描く
仕込みが一区切りついた頃、今度は客席の準備に移ります。
卓上の七輪を拭き、炭の配置を確認します。掘りごたつの座敷席は、今日の送別会グループが使う予定です。人数分の皿と小鉢を並べながら、鈴木はひとりで段取りを組み立てていました。
「七輪の火って、お客様が来る前にある程度起こしておかないといけない。タイミングを外すと、せっかく席に座ってもらっても焼けるまで時間がかかってしまう。最初の一口が遅くなると、場の空気が間延びする。その辺は経験でカバーしています」
開店前のこの時間が、一番頭を使うと鈴木は言います。料理の段取りだけでなく、お客様がどんな気分で来店されるかを想像しながら準備を整える。送別会のグループは、主役の方もいれば少し気疲れしている参加者もいる。七輪を囲んで肉を焼き始めると、不思議とその空気が和んでいく。それを知っているから、準備に手間を惜しまないのだと伝わってきました。
✓ ここまでのポイント
- 仕込みは当日の朝から始まり、下処理・スープの火入れ・客席の準備まで丁寧に行っている
- 宴会当日の流れを逆算して段取りを組み、幹事の方が余計な心配をしなくて済む環境を整えている
- 七輪の炭の起こし方ひとつにも、お客様が席に着いた瞬間の体験を意識した工夫がある
17:30 開店。最初のグループが七輪を囲む
17時30分、暖簾を出して開店です。
最初に来たのは、ご予約の送別会グループではなく、常連のお客様でした。「いつもの席、空いてますか」と声をかけながら入ってきたのは、清水駅近くの会社に勤める40代の男性。「今日で定年退職の人を見送ってきた」と少し感傷的な表情で話してくれました。
「そっか、そういう日でしたか。ゆっくりどうぞ」
鈴木の返し方は、あっさりしているようでいて、ちゃんと気持ちを受け取っている感じがしました。多くは語らない。でも七輪に炭をセットして、生ビールを出して、ホルモンを持ってくる。その一連の動きの中に、何か「今日はゆっくりしていってください」という意思が見えました。
予約のグループは18時過ぎに到着。6名全員が揃うと、座敷席に活気が生まれます。幹事の方が「先生、今日はお任せで頼んでいいですか」と鈴木に話しかけてきました。コースの流れを確認しながら、「最初はミックスで出しますね、部位の食べ比べから楽しんでください」と声をかける鈴木。
ホルモンに不慣れな方が多いグループには、まず食べ比べのできる盛り合わせから提案するのが鈴木のやり方です。部位ごとに食感も脂の乗りも違うこと、焼き加減で味が変わること。そういったことを押しつけがましくなく、自然な会話の中で伝えていきます。
「七輪で焼くホルモンが、想像以上に美味しかった。ホルモンってこんなに楽しいものだったんですね」
30代・男性(送別会でご利用)
「宴会で利用したら、参加者全員に喜ばれました。駅から近く、幹事として助かりました」
40代・男性(会社宴会幹事)
20:00 営業の中盤。炭火の前で生まれる会話
20時を過ぎると、店内のすべての席が埋まります。
送別会のグループは、気づけばホルモンの話で盛り上がっていました。「これ何の部位ですか」「こっちの方が柔らかい」「もっと焼いた方が美味しいですよ」。七輪を前にすると、なぜか人は自然と話し始めます。スマートフォンを眺めている人がいなくなる。それが炭火七輪の面白さだと、鈴木は以前こう話していました。
「七輪って、みんなが同じものを見てる。同じ火を見て、同じ煙の匂いがして、同じタイミングで焼けるのを待ってる。あれが共有感を生むんだと思う」
送別会という場でそれは特に効果的で、主役の方を囲んで参加者全員が同じ時間に没頭できる。料理だけでなく、その時間の質も含めてもてなす場所でありたいというのが、鈴木がこの店を17年続けてきた理由のひとつでもあります。
牛骨塩もつ鍋が出るタイミングで、席の空気がひと変わりします。澄んだスープに、もつの旨みが溶け込んだ一杯。焼き物でにぎわっていたテーブルが、鍋を囲む静かな時間に切り替わる。このメリハリがコースの中でうまく働いていました。
22:00 ラストオーダーと締め。一年の送別会シーズンが終わる夜
22時のラストオーダー。送別会のグループがお会計を済ませる頃、主役の方が鈴木に声をかけました。「また来ます」という一言。
「その一言が、正直いちばん嬉しいですよ。送る側も送られる側も、また清水に帰ってきたら寄ってもらえる店でいたい」
客足が引いた後、鈴木は静かに片付けを始めます。七輪の炭を処理して、テーブルを拭いて、仕込みで使った器具を洗う。開店前と同じ静けさが戻った店内で、「今日で送別会シーズンが終わったな」と鈴木はひと息つきました。
「春は出会いと別れが重なる季節で、そういう時に呼んでもらえるお店でいられるのは、やっぱり嬉しいことだと思う。毎年この時期になると、それを改めて感じます」
清水駅前で17年間、春ごとに送別会の夜を重ねてきた侍ホルモン。その積み重ねが、静岡市清水区の地元企業で働く人たちの「また来たい」という気持ちにつながっているのだと、この日の密着を通じて感じました。
まとめ:送別会のお店選びで迷ったら
送別会シーズンの最後の一日に密着して見えてきたのは、料理の丁寧さとともに「その場の時間をどう整えるか」を考え続けている店主の姿でした。
清水駅西口から徒歩約1分という立地、飲み放題付きの宴会コース、七輪炭火焼きという場の共有感。幹事の方が抱えがちな「店選びで失敗したくない」という不安を、ひとつひとつ丁寧に解消してきた17年間があります。
送別会・歓迎会・忘年会など、大切な宴会のお店選びでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。コースの内容や席の空き状況など、お気軽にお問い合わせいただけます。
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お電話でのご予約・お問い合わせはこちら:054-363-2766
侍ホルモン 清水駅前店は、火曜〜土曜17:30〜23:00、日曜・祝日17:30〜22:00の営業です(月曜定休・不定休あり)。清水駅周辺で宴会のお店をお探しの際は、ご予約のうえぜひお越しください。


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